|
商品の情報
Into the Webの商品レビュー 珍しく後味のよい佳作!
クックの作品の中では珍しくサスペンス小説の王道を行くスタイルの作品です。主人公の暗い過去、その過去と現在が複雑に交錯しながら進行する語り口などクック特有の世界が展開されてゆくのですが、他の作品と明らかに違うのは主人公の「健全さ」と、主題ともいえるごくまっとうな家族愛といったものがストレートに描かれているところでしょうか。それにしても読み手の予測を常に裏切りながら、意外な結末に向かって一気に盛り上げてゆく筆致は見事。また文章の美しさは並みのサスペンスライターとは比べ物になりません。後味のよい佳作です。 救いがある結末
こいつはゲイか?!と、軟弱で中途半端な主人公にイライラする前半。しかし古い炭鉱跡を訪れるあたりから俄然人が変わったみたいに面白くなってきて、怒涛の後半へなだれ込む。後書きにもあるように、救いのある結末である。 作風変わりましたね。
クックの作風が変わりましたね。 あきらめられない人々が鍵
父の死期が近づいていることを知った主人公は、戻ってくるつもりではなかった いかにもクック
苦い青春時代をおくった故郷に戻って、嫌でも昔の事件と関わっていかざるを得ないシニカルな主人公…… という、いかにもクックらしい展開の、でも最後に曙光が見えるのでホッとさせられます。登場人物の描き方はいつもながら素晴らしい。主人公も含めて、誰一人として「まともではない」のですが、皆それなりに魅力的です。映像化されるとしたら、誰が演じるだろうかと想像する楽しさもあります。余談ですが、自殺した野沢尚は日本のクックをめざして挫折したんでしょうかね。 本の最新売り上げランキング - トップ10
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||