読み返してしまう作品?
一読して・・・すぐに最初のページに戻る、そんな作品でした。やたらめったら登場人物が多くて、話が込み入って難解で・・・というわけではありません。が、20時間ちょっとの取調べの間に解き明かされていくミステリ、という時間制限もの。これが律儀に何時何分何秒という細かな場面変換の連続になっているのです。順次時間が進むのならそれはそれで理解しやすいのですが、これがバラバラに編集されています。映画「メメント」(余計にわかりにくい例えかな?)を読んでいるような感じ。しかもその捜査内容が虚実ないまぜに・・・。多分、クックの狙いではあるのでしょうが、読みやすい、わかりやすい作りにはなってはいません。それにとても、とても暗い話。クックファンの期待を裏切ることはないでしょう。が、初めてクックに触れた人は・・・なんじゃこりゃー!?ゴルァ!!!って感じそう。二度目に読み返しても・・・救いは訪れる・・・こともな・・・。
なぜ「闇に問いかける男」なのか?
べつに、問いかけていない。
そのまんまのタイトル(直訳すれば「尋問」か?)でいいではないですか。「男」シリーズにするためにいろいろ考えたのでしょうが、なぜこのタイトル?そう思った人は結構いるのではないでしょうか。
内容は、いつものクックの淀んだ感じあり、期待させて頁をめくる指が早まる感じあり、の、面白さでしたが。 最後の数頁で話がひっくり返る感じが、いつもながら快感です。