経験にもとづく説得力
Patricia CornwellのPostmortemを読んだ。post mortemつまりラテン語でafter death(死後)=>検死という意味ですね。邦訳タイトルは「検死官」。Postmortem読んでるといってピンとこなかったみなちんママだが、パパが今日レビューを書いてて「検死官のシリーズだよ」って教えたら、ママ「それなら五冊読んだ」って。なあーんだやっぱりママも知ってるのか。Postmortemは、検死官Dr.Kay Scarpettaシリーズの第一作目。著者の公式サイトによると、この本を書く前の6年間、検死官事務所員や警察官として働いた経験があるとか。もと犯罪報道記者でもあったらしい。つまりこの小説に登場する主要人物の関連する職業を全て経験しているのだ。どうりで殺人現場や検死の状況が小説とは思えないほどリアルな訳だ。自ら経験したこと程、説得力のある話はない。
ところどころに医学用語がある分、英語は少々難しいが、その用語を読み飛ばしてもストーリーは追える。もちろん都度、辞書を引くも良し。その他の読みどころは、男性社会で働く女性の努力、苦悩や、主人公Scarpettaが我が子のように愛する姪Lucyへの女性らしい母心だろう。