中古で買ったけど、本当にBMWが好きな人に
ヘインズのマニュアルといえば、輸入車を自分で修理する人にとって、定番だが、この書も例外ではない。その意味では全くもって、期待を裏切ることは無いだろう。 よく雑誌などで、ヘインズのことを、基本的なメンテナンス向けと書いてあるが、間違いである。他の車種についても同様だが、この本はオーバーホールマニュアルで、イギリス人が良く言う”自分のクルマをばらしたことの無い人間は、真のエンスージャストとは言えない”という格言?をそのまま実行している。とは言ってももちろん、初級サンデーメカニックにも決して難し過ぎない内容であり、まさに定番なのだ。
ただし本書はアメリカ版なので、アメリカ仕様(左ハンドル)を基準に書かれている。だがそれは問題ではないだろう。何しろ日本の輸入車ディーラー(一部国産ディーラーも)は、企業秘密を盾に、整備書をユーザーに売ってくれないのだ。その意味で価格、内容ともに、非常にリーズナブルである。英語版ということで敬遠する向きもあろうが、文章は平易で、イラストや写真が多く、この点でも大きな問題は無い。
面白いのは、以外とMTトランスミッションを前提に書かれていて、AT全盛のアメリカでも、この手のクルマはMTで乗る人が多い事がわかる。他国の文化を知るという意味でも、お勧めで、整備をしない輸入車好きが読んでも、楽しめるだろう。