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ヒトラー 最期の12日間

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ヒトラー 最期の12日間の商品レビュー

3.0 あくまでもヒトラー理解のための「一助」
「人生は弱さを許しはしない」

社会ダーウィニズムという誤った優生学の名の下、ユダヤ人を含めたすべての弱者を
「反」人間的な冷酷さで消し去ったこのアドルフ・ヒトラーという男。
然るにこのような表現は彼の一側面を表しているに過ぎず、いまだに理解不足と
誇張、誤解から我々はヒトラーそのものを十分に理解しているとはいいがたい。

本書はベルリンの地下壕に潜伏した末期のヒトラーを人間的側面から描写しているが、
残念ながら末期という状態での一側面を捉えているに過ぎず、
はじめてヒトラーについて読む方にはいたずらな誤解を与えるおそれすらある。

自らの死がドイツそのものの死を意味すると信じて疑わず、最期の最期まで
地下壕で自らに恐るべき信念を持たせ続けた男は歴史に何を残したのか?
訳者あとがきにもあるように歴史的事実の大部分は物語られた事実に過ぎず、
つまり歴史とは記述者の数だけあると言っても過言ではない。

悪の所業という常に固定された視座のみからナチズム時代を捉えるのではなく、
様々な文献それぞれから時代の真実を抽出し、それを丹念に自分の中で
つむいでいくような忍耐強い姿勢が我々には求められるのではないだろうか。

4.0 狂気と天才
最初に言えば、ヒトラーとナチス(ナチズム)に関して、あまりにも知識不足である故、本書を単なる伝記物としてしか読めなかった。
何故、ヒトラーが台頭し、ヨーロッパ諸国はそれを阻止できなかったのか?
第1次世界大戦の敗戦国であるドイツが、わずかの間にヨーロッパ全土を戦火に塗れさせたのか?
著者の観点はその部分の説明が不足していると思われる。(私が無知なだけかもしれないが・・・)
また、著者はヒトラーを描くについて、同情的な部分が見受けられ気がする。これも私の無知なるが故の勘違いだろうか?
内容の解釈はともかくとして、ベルリン陥落までの12日間、
狂気が狂気を呼び、正気でいることが狂気のように思える時間の中で、世界中を戦争に巻き込んだ数人の男たちの様子に背筋がぞっとした。
振返ってわが国。終戦までの数日間を時の指導者たちはどのように過ごしたのか。それを伝えるものがない。
願わくば、そこを伝えてほしい。
無責任に「戦争責任」を叫ぶ前に、為政者、天皇のその数日間を日本人の手で書いてもらいたいものだ。
とにかく、関連本を読んだあとに再度読み直してみる必要があると感じた。
2.0 訳について
ドイツでもかなり話題になった話題作でもあるし、
僕自身最近歴史を物語的に臨場感を持って描いて
いるような本を好んで読んでるのでその延長といっ
た感じでこの本を読んでみようと思った。

この本はご承知の通り映画版に合わせて訳されたものです。
それで時間がなったようですが、
訳者も後書きで認めているように明らかに、
軍事分野に関する訳が曖昧になっている。全体的な訳も所々
単語を羅列したような訳になっていて、全く文章がバラバラになっ
ているところがある。さらに、残念なことに前書きのところの訳がここぞという
ところでしっくり来ない。例えばカタストロフィーに関する
概念のところである。

さらにいえば地図ももう少し状況を多角的に見られる複数の地図が
ほしいところだ。原書をドイツ語ができるのなら読んだ方が
良いと思う。

2.0 残念・・・
ドイツでもかなり話題になった話題作でもあるし、
僕自身最近歴史を物語的に臨場感を持って描いて
いるような本を好んで読んでるのでその延長といっ
た感じでこの本を読んでみようと思った。

この本はご承知の通り映画版に合わせて訳されたものです。
それで時間がなったようですが、
訳者も後書きで認めているように明らかに、
軍事分野に関する訳が曖昧になっている。全体的な訳も所々
単語を羅列したような訳になっていて、全く文章がバラバラになっ
ている。さらに、残念なことに前書きのところの訳がここぞという
ところでしっくり来ない。例えばカタストロフィーに関する
概念のところである。

さらにいえば地図ももう少し状況を多角的に見られる複数の地図が
ほしいところだ。第3版に期待したい。

2.0 新事実は?
総統官邸地下でのヒトラー終末の日々を綴った書。
多くの映画や小説で語りつくされてきたヒトラーの死に関する
「新発見」を期待すると失望するかもしれません。
先に処刑され衆人環視のさらし者にされたムッソリーニの
最期を聞いたヒトラー、自らの死体を跡形もなく焼却すること
を望む。死ぬ間際に結婚したエヴァ・ブラウンや側近ボルマン、
ゲッベルスとの会話など驚くような事実はなし。明らかにそれ
とわかる死体が発見されていないことから直前脱出説はじめ
珍奇な「生存説」まで語られますが個人的にはヒトラーの最期、
死に様を抽出して語ることにジャーナリスティックな意味はない
と思います。ナチス・ヒトラーものとしては手塚治虫「アドルフ
に告ぐ」や帚木蓬生「ヒトラーの防具」など邦フィクションもの
に目がいってしまいます。

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