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失楽園 下 岩波文庫 赤 206-3の商品レビュー 格調高い現代語訳!
神、天使軍団とサタンの悪の闘いが描かれているということで、興味を持って読んだ。永井豪のデビルマンが好きで、面白いかと思ったけれど、物凄く、格調高い現代文で読んでて感動した。こんなに素晴らしいとは思ってなかった! 近代文学と聖書、現代文学と聖書――あるいは、芥川、太宰と町田――
ミルトン『失楽園』を読み、近代・現代の作家三人に思いをはせた。 あらゆる意味でヨーロッパの古典なのですがー
“失楽園”は私にとって読みにくい作品でした。 聖書には簡潔に記されている天界の戦い、天地創造、アダムとイヴの楽園からの追放が叙事詩として書かれているのですが、上巻の大戦争などは、サタン以外の大天使たちは皆“造物主たるあのお方に逆らったお前が100%悪いのだから”と、完全に絶対正義の側にある、こちらが共感をよせられないロボット的性格で、そういう人物たちの繰り広げる戦争絵巻に私は興奮することが出来ません。 まったく痛みの伝わってこないハリウッドのCG大作を見ているような気がするのです。 日本語訳(というか研究)がすばらしい。天使と天使の力のぶつかり合いが一番おもしろかった。
非常に評価が高いのは、読んでみてわかるが、まず日本語訳がすばらしい。というか、ただの訳者ではなく、あきらかに研究者である。本の5分の1程度の頁が、訳注にあてられており、聖書との関連性をはじめ作者の意図を読み込んだ訳作りがありありとわかる。 生きる勇気を与えてくれる
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