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翻訳家の仕事 (岩波新書)の商品レビュー 文芸翻訳家になる人は文学職人です
この本は以下の人にはオススメしません。 翻訳家を目指す人に
翻訳家のエッセイが凝縮されている
37人の翻訳家のエッセイが書かれているもので、1つのエッセイは短いのでさくさくと読むことができる。どのエッセイもなぜ翻訳を始めたのかとか、どんなことが辛かったか、または楽しかったかを書いている。それぞれの翻訳家に個性があり、その世界の奥深さが感じられた。 翻訳者は日本語が面白くなくてはならない
翻訳論というと、なにやら小難しい話になって、ほんのさわりで敬遠になりそうだが、この『翻訳家の仕事』は、三十七人の錚々たる翻訳家たちが、翻訳という仕事をめぐって、肩の力を抜いてざっくばらんに思いを語ったエッセイ集だ。三十七人といっても一人当たり五、六ページの分量なので読者もその数に圧倒されずにあっという間に読み終えることができる。この三十七(人)編というのが微妙なところで、三十七人以上だと内容がばらばらになりすぎて統一感にかけるだろうし、それ以下だと本書の企画意図が出ないありきたりの翻訳論になってしまっただろう。この辺が岩波書店編集者の編集のうまいところかもしれない。三十七編を読み通して見ると、三十七人の強烈な個性が放つ翻訳という営みにあらためて感心し畏敬の念を表すことは言うまでもなく、また翻訳とは何なのかという究極的な答えは出ないにしても、ある翻訳に対するイメージが仄かに浮かび上がってくる。それは読者が各人想像していただきたいけれども、ただこれだけ言えるのは、三十七人全てが他言語の精通者だけでなく、日本語に堪能であり、なによりも日本語の精通者であるということ、これは紛れもなく一編一編を精読すれば納得されるだろうし、翻訳を志す人達のいわば逆説的なメッセージであろうかと思う。 「翻訳」という仕事の背景が分かる
読者が、何を求めて本書を手に取ったのかは伺い知れぬが、翻訳家を志す人にとっては、本書の著者の一人である若島正が推薦する『翻訳困りっ話』の方が、より詳しく書かれているのではいか(私は未読で、断言はできぬのだが)? 本の最新売り上げランキング - トップ10
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