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砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)の商品レビュー 難しい話をわかりやすくという困難な課題に挑戦
砂糖を通じて近代史の一側面を語る好著である。 ウォーラーステイン的視覚の砂糖的応用
著者は,1940年(大阪府)生まれ。京大文学部卒,同大大学院文学研究科を修了し,阪大助手,同大(87-04年,教授)。定年退職後は,名古屋外国語大学を経て,京都産業大学へと天下り。文化庁文化審議会委員。同文化功労者選考分科会委員。彼の名を知らしめたのは,なんと言っても,『工業化の歴史的前提――帝国とジェントルマン』。これは早々に英訳されて“輸出”さるべき著作だ(なんなら私が請け負いましょうか?)。生産様式ではなく,消費や道徳規範・習慣などから資本主義を説く。『民衆の大英帝国』(90年)や角山栄との共著『路地裏の大英帝国』(82年)からわかるとおり,著者は反東大大塚史学=越智学派=京大反マルキスト歴史学派の領袖。本書は著者56歳の作品。余計な御世話だが,I・ウォーラーステイン『史的システムとしての資本主義』(85年)の翻訳でそうとう印税収入があったに違いない。本訳書が古本屋になかったためしはない。 「食べるをまなぶ」より
「砂糖あるところに奴隷あり」と言われていたといい、貧困や食糧危機といった現代にも続く問題の根源のひとつが砂糖であったのです。 非常にいい本です
素直に、面白い本だったと思います。 ジュニア版に限定するには惜しい名著
紅茶に砂糖を入れるという習慣が、世界の富を集めえたイギリスの富裕階級だからこそ可能だった「破天荒なこと」だということをこの本で知った.その砂糖は、カリブ海の植民地に設けられた広大なプランテーションで、アフリカからだまされて奴隷船にぎゅう詰めにされて運ばれてきた数十万人の若者たちの労苦と犠牲の上に生産されたものであることも.イギリスから独立した米国では紅茶に代わって中南米でとれるコーヒーが広まったこと、それが今のコカコーラにまでつながっていることや、チョコレートが万能薬と考えられ、カトリックの枢機卿が断食の最中でも飲んでよいと許可したことなども興味深い. 本の最新売り上げランキング - トップ10
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