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長年の会社勤めも定年を迎え、シニアライフの始まりとして、退職金の一部を捻出し、バックパッカーでアジアを横断する悠々自適の一人旅をした顛末記。 韓国から始まった旅は、右も左も分からないまま適当にあるがままのんびり進んでいこうといった、すごいアバウトなもの。 若者のバックパッカー並みの行動がノスタルジックな自由人をかもしだしている。 中国から東南アジアと南下する旅の途上で、現地の人々やバックパッカーたちとのふれあいを感じさせている。 インドはひと回りして人・人・人の中をかきわけ死生観を肌で感じとる著者。 後半のアフガニスタン、その次のイラクといったイスラム圏からは、現役の頃のジャーナリスト根性が沸々と湧き出し、まるで鬼気迫るルポライターのようだった。 旅の顛末を緻密に書き綴り369ページといった大作に仕上がっており、世代を感じさせないバイタリティーを感じ、ノスタルジックなバックパッカーを彷彿とさせるものだ。 旅が進むにつれて、前半と後半とでは旅の取組み姿勢が変遷していっているのがよく分かり、一冊で二つのコンテンツが味わえる本ですね。