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ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)の商品レビュー 人の心の深い海をのぞき込むような
「ジョゼと虎と魚たち」は、忘れがたい小説です。 大人の男女のいる光景のスケッチ。女の心情描写がきめ細かい。
大人の男女のいる光景をスケッチしながら、男に対する女のまなざし・心情をきめ細かに描いた9編からなる短編集。犬童一心監督の映画『ジョゼと虎と魚たち』の原作が収られているということで購入した。 買いです。
田辺聖子の、映画化された表題作を含む短編集です。河野多恵子にしろ金井美恵子にしろ長く書いている女性作家の作品を読むと、「業」という言葉が思い浮かびます。どこか偏りがあるけれど、なにかを見据える視線にはすこしのブレもないといった腰の据わり方。この作品集を読んで、高橋たか子の「ロンリー・ウーマン」という、これもやはり短編集のことを思い出したのも、それほど由無いことではないようにも思えるのですが、どうでしょう。 非常に醒めた目で、相手の男や自分自身について眺める女性視点が印象に残る。
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