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奇子 (上) (角川文庫)の商品レビュー 黒手塚の最高傑作
アトムやリボンの騎士等のアニメ化された所謂「白」手塚作品と両極に位置する作品。 漫画で表現した小説
この作品は上下巻通して読まないと意味がありません。ですからレビューも全編通した内容です。 天才の病理。子供の心と科学者の世界認識。
手塚さんの成人向け作品のなかで「きりひと賛歌」「ばるぼら」の次に好きな作品です。 昭和の時代
まるで、上質のノンフィクションのような漫画です。漫画の域を超えた質の高い作品だと思います。敗戦後の昭和の時代の闇を描いているようです。私は、下山事件については詳しくありませんが、その謎に迫るような作品になっているようです。この作品を読んで下山事件に興味を持ちました。面白いので、上下巻とも一気に読みました。昭和の時代に、本当にこんなことあったかもしれないと思わされる、地方の資産家の閉鎖的な陰湿さについては、不快な気持ちを持ちつつも、人間の本質を見る思いです。難しいテーマを読者の気持ちを鷲づかみにしながら、描いていくところは、さすが、手塚治虫と思います。また、テーマの選び方が、知性と感性を感じます。 土曜漫画
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