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前2作に比べれば、歴史ロマンではない現代が舞台のこの最終章は、確かに地味かもしれない。 しかしながら現代に生きる女医として、組織の摩擦、アメリカ社会からの偏見・攻撃に耐えつつも自らの信念から堕胎医、無医村での開業を選び、また人生の厳しい試練に耐えながら、”医師”という職業を生きるロブ・Jの物語は、より身近で、またコール家の強い意志・素晴らしい人格に憧れと魅力を感じる素晴らしい物語だ。 またこの医師物語の魅力は、医師という科学的な側面以外にも、南米”マジック・リアリズム”のような、非科学的な部分にも大きな意味を与えている所だと思う。”ギフト”以外にも、今回は”ハートロック”という不思議な石が、気づきを与えてくれる。 最初、他の方のレビューを読み、大好きな物語の終焉は、あまり共感できるものではないのかも、 「良かった」という気分で終わりたいと最終章を敬遠していたが、やっぱり読んでよかった。 特に、挫折、葛藤、恐れ、不安、それを克服したいとという1人の女性としてのロブ・Jの生き方は、 私の今の生活に照らし合わせ、深く感慨深い勇気をくれた。 成熟した、1人の大人の物語だ。 最終章なら、映画化できそうな気もする。ぜひ映画化された映像でも見たい気がする。
話は現代へと移ってきます。 コール家の末裔RJの物語。 生真面目で仕事熱心な彼女は、大学病院で働く女医だった。 しかし離婚し、出世競争に敗れたRJは山間部の無医村で開業する決意をする。 新たな生活が徐々に安定して、開業医としては成功していきます。 しかし恋の方は、不幸な事件が原因となって終わってしまう。 医療の保険問題や女性の安全な堕胎の権利といった問題には熱心に行動するけど、自分自身の事には受け身な所があるかんじでしたね。 強さだけではない部分がいいのかもしれないと思った。 未来への扉は最後に小さく開きます。 中世から続く不思議な力を持つ医師の家系。 壮大な構成の最後の章としてはやや物足りないけど、医療の抱える問題を絡めつつ現代を生きる女性の姿が描き出されていたと思う。 もし他のコール家の物語がまた出たらぜひ読んでみたい。