ガイドブック?
THE ORIGINは、というか機動戦士ガンダムは、人によって様々に解釈できるドラマ、台詞、表情に溢れている作品だと思います。
それゆえか、ストーリーダイジェストやキャラクターに関する文章の中に、書いた人間の主観というか、思い入れが見え隠れしています。
その辺、「自分のガンダム」を強く持っている方には少し違和感があるかもしれません。随所にちりばめられた安彦氏や大河原氏の裏話、インタビュー、書き下ろし漫画は素晴らしく、ORIGINファンなら買う価値はあると思いました。
ただ、この構成と執筆陣の手放し感は、ガイドというより、ファンブックって言ったほうが正しいんじゃないかと思います。情報を求める本ではないです。
今が買い時!?
~丁度最近出版された本編第8巻までを網羅しています。迷っていた貴方、今が買い時でしょう。
巻末書き下ろし外伝「その前夜」は、アニメとすればややインパクトに欠けたかもしれませんが(やはりあのオープニングは、今観てもドキドキしますからね)、むしろ漫画や小説であれば「必須」だったかもしれません。カツ、レツ、キッカのキャラ背景云々よりも、私~~個人的には、出撃直前の「ひと悶着」にシビレました。「ガンダム世界」そのもののデータ・ベースとしては、他のレビュアーの方達も触れておられるように目新しさはありませんが、安彦氏や大河原氏のファンの方にとっては「製作秘話」的要素が嬉しいかも。
また、逆にあまりアニメ版を知らない新しい読者には、「ガンダム」の入門書となりうるのではな~~いでしょうか?(最近は、映画公開当初のような「丁寧な」解説本も見かけなくなり、あの「1年戦争」もあたかも「世間周知の史実」の如き扱いになりがちですから)~