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ジオンの試作兵器の実践評価を行う部隊を描いた第3巻目。 連邦のボールに対抗するモビルポッド「オッゴ」が個人的には一番の見所でした。 モビルポッドが一番の見所というのが、この作品の泥臭さを物語っていますが、 そこがまた興味深いものです。 連邦がボールを作って物量作戦で攻めてくるのに対し、 ジオンがそのような安価な機体を作らないわけがないな、と 昔から思っていたのですが、やはり同じことを考え付く人はいるのだなと再認識。 ボールとオッゴの戦闘シーンは熱かったです。 戦場全体からみれば取るに足らない小競り合いなのですが、 そこにフォーカスして人間ドラマと絡めさせるのは流石です。 前巻からもそうですが、その話のニューフェイスは新しい試作機に乗るのですが、 ことごとく堕ちていきます。そのワンパターンさもまた一興。 最後に出てくるMAビグ・ラングはこれまたすごい。 頭にビグロを持ってくるという発想がまたなんとも言えません。 1話目もズゴックを流用したりと少しワンパターンな感じも。 読後も嫌な印象が残ることなく、すっきりと読み終えることが出来ました。 1年戦争のアナザストーリー物では良作の部類に入ると思います。
ガンダム初のフル3DCG作品として話題を呼んだ『機動戦士ガンダムMSイグルー』をコミカライズ。 映像版『イグルー』は『1年戦争秘録』(全3巻)と『黙示録0079』(全3巻)から成り立っており、既に『1年戦争秘録』の方は『MS IGLOO 603」(全2巻)というタイトルでコミカライズされておりますが、今回は『黙示録0079』のコミカライズとなります。内容的には、ジオン軍技術仕官の目を通して語られる一年戦争の裏面史ですので、最終局面である「ア・バオア・クー戦」までちゃんとコミカライズして頂けた事には意味があると思います。 作画担当者は前作に引きつつきMEIMU氏、キャラクターの好みは分かれると思いますが、ベテランらしい安定した作風は好印象です。 但し、内容がまるっきり映像版『黙示録0079』と同じというのは頂けない。前作の『MS IGLOO 603」の時は映像版のコミカライズよりもコミック版オリジナルのエピソードの方が多く、コミック版独自の『イグルー』及びトンデモ兵器の数々が楽しめたのですが、そういった要素が皆無なのです。3D映像の無いメカならコミック表現でも充分印象的だったのですが、今巻の場合、全て3D映像で見られる内容なだけに、どうしても見劣りして感じられてしまいます(特にオッゴは3Dで動かしてはじめて活きるメカでしたね)。 又、約一時間半の映像を単行本一冊分に纏めるのもかなり無茶な話で、結果かなり内容が薄くなってしまっています。特に最終話では、試験兵器の運用実験がそもそものテーマであるはずなのに、ビグ・ラングの「機動前線橋頭堡」としての描かれ方が不十分で、肝腎のオッゴとの連携が非常に希薄に感じられてしまいました。 全体的に、3D映像に特化した作品を単純に2D化した事で、魅力が無くなってしまったと言う印象ですね。僅かでもコミック版ならではの要素があれば又印象が違ったのですけどね。
初代ガンダムのサイドストーリーとして 戦場ドラマとして、MSなどの開発スタッフの物語として 架空の戦場のお話ですが、ガンダムサーガの一部として十分 魅力的な話でした。でもモビルスーツ、増えまくっていますね