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赤川次郎さんといえぱ、ユーモアミステリーという、イメージが強い。しかし、この闇からの声シリーズは、かなり主張がはっきりした、社会風刺小説です。ユーモアもまじえた読みやすい文体は、他の赤川作品と同じだが読後はいろいろ考えさせられます。多くの方が赤川氏のこのシリーズ作品を読まれることを希望。
かなり主張のはっきりした短編5編が収められています。 前の2編は、明らかな「反戦小説」になっています。 表題作は、「教室の正義」の必要性とその行き過ぎた結果として、教師も生徒も不安な毎日を送ることになってしまうというもので、かなり皮肉な内容になっています。 「大人の時間」は、これも国際会議で発表するように生徒に対し、良く思わない校長が政治力を発揮して、悪いニュースを流すと言うものです。それに対し、生徒本人はすべきことを成し遂げた満足感と、スペインのボーイ・フレンドが出来て・・・と言う話です。 最後は「免罪符」で、これは小説に基づいた殺人が起きる話です。 どの作品も、それぞれ赤川次郎らしいテーマと語り口の作品になっています。