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つかさんの小説はずいぶん読んだし、テレビドラマも映画も見たし、 時には舞台も(つか劇団のじゃなかったけど)観にいった。 その中でも「蒲田行進曲」は映画にもなったけど むちゃくちゃな銀ちゃんがとても気に入った。 銀ちゃんの子供を孕んだ小夏を売れない大部屋役者のヤスに 無理矢理おしつけた前作、蒲田行進曲。 この作品では小夏に子供が生まれていた、ルリ子という女の子。 小夏は無邪気に「あなたの父は銀ちゃんよ」と言い、 ルリ子も実の父の役者、銀ちゃんに甘える。 でも悪いことは次々起こる、銀ちゃんはシャブなんかに手を出していたし、 ルリ子は病気になってしまった、銀ちゃんの父親が仮出所してくるし、 妹はチンピラ風のカレシが役者になりたいからと連れてくる。 それでも「新撰組シリーズ」は、土方が銀ちゃんで、沖田が小夏、 撮影も快調にいっていた、ルリ子も子役として出演することになる。 そして今度の階段落ちは、銀ちゃんが小夏に斬られてすることに決定。 つかさん独特の、でもどんどん読み進められる文章。 最後、銀ちゃんは死ぬ(階段落ちで、じゃないですが)んだけど 銀ちゃんの葬式は寂しい寺でマコトと橘だけで行われた。 銀ちゃんが死んじゃうなんて、それが完結編なんて寂しすぎます。 「蒲田行進曲」を読んでない人は、(映画のほうでもいいけど) 読んでからのほうが、より楽しめると思います。