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ブレイブ・ストーリー(下)

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ブレイブ・ストーリー(下)の解説

   おだやかな生活を送っていた男の子に、突然、両親の離婚話がふりかかる。家を出た父を連れ戻し、再び平和な家族に戻りたいと強く願う少年が向かった先は、運命を変えることのできる女神の住む世界「幻界(ヴィジョン)」だった。5つの「宝玉」を手に入れ、女神のいる「運命の塔」を目指す彼を待ち受けるものとは!? トカゲ男にネコ娘、火を噴くドラゴン。コミカルなキャラクター勢とともに、次々と沸き起こるトラブルを乗り越え、少年は強くたくましくなってゆく。

   現代社会の歪みを浮き彫りにしたクライム・ノベルから、下町情緒あふれる時代小説まで、さまざまなジャンルにおいて高水準の物語を生み出してきた著者が新たに挑んだ作品。それは、上下巻あわせて2300枚にも及ぶ壮大なスケールで描かれた冒険ファンタジーである。

   名実共に日本を代表する著者は、子ども時代のように空想の世界を素直に受け入れられない大人の読者のために、周到なお膳立てを忘れない。まずは、上巻の半分を占める現実世界の描写。幽霊を信じないほど「マジメでカチカチ」で、両親のいいつけに反抗できない「いくじなし」である小学5年生のワタルが、「運命を変えたい」と切実に願うまでに至る日常を丹念に描くことで、読者を主人公の気持ちに感情移入させるのだ。さらに、「幻界」の設定が効いている。「『幻界』とは現世に住む人間の想像のエネルギーが創り出すもの」であるため、ワタルが大好きなロール・プレイング・ゲームのシリーズに登場する舞台やキャラクターに似ていて当たり前。ファンタジーが苦手でもこれなら頷ける。子どもがゲームに影響された夢を見ているのだと。しかし、一旦「幻界」に入り込むと、これら現実的感覚が揺らぎ始める。

   次から次へと現れる愉快な登場人物とドキドキハラハラのハプニング、そして感動の出会いと別れ。流れるようなストーリー展開に、カチカチの大人もいつしか幻の世界を行く「旅人」となる。(冷水修子)

ブレイブ・ストーリー(下)の商品レビュー

2.0 「ありがち」がいっぱい
上巻で「微妙だなぁ」だと引っかかっていた部分が後半になると噴出する感じでした。

「現世」の世界での亘(ワタル)の両親の離婚問題とそれに絡んだ二人の過去、美鶴(ミツル)の過去が
ドロドロで超ヘビー(今まで読んだことのあるこの手のファンタジー物にはないすごいシリアスさ)
なのに対して「幻界」でのワタルの旅があまりにも「王道」すぎる。
  
上巻は世界観や登場人物の紹介、流れを作らなきゃ行けない というのがあるので仕方ないかな とも思いましたが
下巻までくるとお腹いっぱいです。世界観も、話の流れも、台詞も「ありがち」で楽しめませんでした。
そのくせ怪我や血や破壊された都市(死体含む)の描写は妙にしっかりしている。

亘(ワタル)が「幻界」に来る動機付けのエピソードがシビアで長く、重いのと、その後の冒険のトントン拍子で
王道 なのとがあまりにもアンバランスです。
亘(ワタル)がお利口で「いい子」すぎるのも辟易。

ラストも「つじつまが合わないんじゃない?」「結局あれってどうゆうことだったの?」
等の突っ込みどころが多すぎてスッキリしない。

今まであまりファンタジーを読んだことない人は楽しめるのかな?
でもこれを読むくらいなら「十二国記」の方がオススメ。

ファンタジー好きには特にオススメしません!!






  
2.0 オチがいまいち
半年ぐらい前に読みました。もちろん映画化を知って。
「現実世界で問題を抱えた子どもが異世界に行って成長する・・・」という設定はありきたりだけど宮部さんなら上手だから,と思ったのですが,だめでした。

「幻界」の設定がRPG的なのは,ワタルの思考回路に影響されてるのだから当然だと思います。(むしろそこが面白かった) 
登場人物も個性的でした。
けれどもクライマックスがありきたりすぎです。まずワタルの分身?が殺人を犯すシーンでも少々不自然だと思ったのですが,
「自分の負の部分と対決」でまさかと思い,「相手を受け入れることで決着する」でやっぱりと思いました。『影との戦い』にそっくりじゃないですか・・・

『ドリームバスター』は面白かったのに残念です。
1.0 結局何だ?
 終わりがそれ? ここまで読ましておいて、引っ張っておいて(いえ、私は引っ張られませんでしたが)


 これ? 強引な終わり方。そして、そこまでのつなげ方もしょぼい


 何が言いたいのか、さっぱりですし、作者の資料研究の怠りが散りばめられています


 他の作家の方に申し訳ないと思わないのでしょうか?
1.0 駄作でした
宮部ファンの方には申し訳ないのですが、私にはこれっぽっちも面白いと感じられませんでした。

●主人公が小学生、かつ子供向け(?)だというのに、ヴィジョンへと旅立つ目的が生々しすぎる。不倫とか子供できちゃったとか愛人とか、勘弁してください。

●作者オリジナルの世界観が皆無。そして、それを是認するような物語の作り方。ヴィジョンはワタルの想像の世界であり、だからこそ既にあるファンタジーの世界が色々ごちゃごちゃ混ざっててもOKという考えが、受け入れられません。

●どう見てもワタルが小学生に見えない。
 小学生の使わない話し言葉が終盤けっこう出てきます。彼は幾つ?と何度思ったか。

文章は、プロの作家さんなのでもちろん上手です。が、ファンタジー物をいろいろ読んでいる方には少しキツいかと思われますね。
下巻の後半は読むのも嫌になり、ざっと流し読みで済ませました。
2.0 うーん…
この作品で言いたいことは、「正義のためなら何をしてもいいのか」ということと、「自分が変わらなきゃ何も変わらない」ということだと思います。上下あわせて1300ページはありますが、結局言いたかったことはそれだけか、と少しがっかりしました。

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