おしいなぁ…
「単語は語源を活用して覚える」という、暗記の効率をあげるための方式を取り入れている中田達也さんのかかわった単語帳ということもあり、きっととても覚えやすいモノなのだろうな、非情に期待していたのですが、その学習法があまり活用されてない様に思いました。
これがとにかく犬にこだわっているのは、たぶん「もえたんをまねして犬の単語帳を作りませんか」などとと出版元に言われたからだと思います。が、そこで「中田式」を取り入れる方向に動いてくれればよかったのになあ……、ほんとにおしいです。中田さんが今後これ以上の単語帳を出してくれることを節にねがいます。しかし、フルカラー、かわいらしい犬の写真もたくさん、ちょっとした「豆知識」などほかにはない良い点も結構あるので、「ホリタン」などの、つまらなくてしかも覚えるのが苦痛になる単語帳よりは、だいぶましだと思います。
でもこの単語帳ですべてをまかなわず(読み物としては楽しめるので)、優秀な単語帳の「ターゲット」や「Duo」などといっしょに使うのをおすすめします。そうすれば「暗記するぞ!」という気分が変えられますから、その点では意外と役に立つ本だと思いますよ。
うちの学校の生徒には、良いかも
勤務している高校では、来年度からの試みとして、単語練習帳を1冊定め、生徒に憶えさせる事になっています。その検討材料として、この本を買ってみました。[良い点]
・本として美しく面白い。
中学だけでなく、高校の教科書もフルカラーになり、イラスト・写真が豊富になりましたが、殆どの単語練習帳は依然としてモノクロで、単調です。
勤務校は進学校では無いので、いかにも受験用の本は、生徒には買わせずらい。その問題が、この単語帳では解消されている。多分、買わせても、生徒が1度も開かずに捨て置くこと(過去によくあった)が、無いのでは。
・細かい章に分かれていて、学期ごとに使いやすい
大抵の単語練習帳は、細かい章立てが無くて、今学期はここまでとページ分量で切る事になる。この本は、中学の復習、基礎、センターなど目標別に章が組まれている。これなら学年・学期、進学組・就職組に分けて、範囲の指定がし易い。
・勉強方法に関しての解説
大抵の単語帳は、一体どう勉強したらいいのか、具体的な説明がありません。この単語帳には、どうやって単語は憶えたら良いのか、分かりやすい説明があります。
[検討課題]
・犬だけがテーマであって、生徒の好き嫌いが分かれる。
もし章ごとに、違う動物やテーマでまとめてあれば良かった(例えば、ねこ、食べ物、音楽、科学分野など)。
・吹き込みCDが無い。
リスニング対策として、あるいは暗記のためにも、単語帳に吹き込みCDは不可欠だと思うが、これには無い(ALTに頼んで、学内用を作る事は可能ですが)。