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理論化学の最重点 照井式解法カード(新課程版) (大学受験Vブックス)

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理論化学の最重点 照井式解法カード(新課程版) (大学受験Vブックス)の商品レビュー

4.0 使う人による
理論化学について、言葉で説明している本です。使いようによって、有用かどうかは大きく変わってくると思います。

1.この本を読むだけで理論化学をマスターしたいと思っている人

全く使えないと感じるでしょう。そもそも、演習を積まないで理論化学ができるようになることは、絶対にありえません。大体だらだら読むだけで、できるようになるのなら、受験生がみんな喜んで化学を選択しているはずです。まずは、基本的な演習を1通り済ませることを勧めます。

2.1通り勉強したが、試験で6〜7割以上をどうしてもとれない人

この本をしっかり読めば、なんとなく公式や記述の答えを暗記して通り過ぎてしまった項目の背景や理屈がわかって、理解が深まることを実感できるでしょう。雑談も良い息抜きです。
1.0 苦手な人には勧められない。
本書は、理系の受験生ならば誰もが知ってるぐらい有名な化学の参考書である。しかし、その知名度とは裏腹に、本書の内容自体はお世辞にも褒められたようなものではない。

本書の解説形態は、照井先生と生徒との対話形式になっている。さしづめ「照井俊の授業の実況中継」といったところである。しかし、本書の場合、照井先生の(入試化学に関係ない)雑談部分まで文章にしてしまっているのだ。そのため、受験に不必要な情報までもが大量に載っている。つまり、必要な情報を取捨選択する能力が本書の読み手には必要とされるのだ。だが、それは同時に、本書が「化学の初学者や、成績の伸び悩んでいる人が手を出せるような代物では無い」ということも示してしまっている。何故なら、その能力が身に付いている人間は、間違いなく初心者では無いからだ。仮に、初心者が本書に取り組んだ場合、どの情報を選択したら良いか解らなくなり、書かれてある全ての情報を丸暗記しようとする恐れがある。逆に、基礎が出来ている人間が本書に取り組んだ場合は、本書の不必要な情報の多さに嫌気がさす可能性もある。つまり、本書の最大の欠点は、情報量の多さという点に集約されるのだ。そして、この情報量の多さが、本書の他の部分に於いても悪影響を及ぼしている。

例えば、本書はあらゆる情報を無理矢理1つ1つのページに詰め込んでおり、全体的に「余白を殺す」ようなレイアウトになっている。そのため、全ぺージに渡って紙面に圧迫感があり、通読し難い。しかも、本書は他の類書と比べると、文字による説明の方が圧倒的に多く、表や図を使って説明している部分が少ない。しかも、化学反応や実験の部分に関しても、イラストや図表などを解説に活用していない。そのため、ビジュアル的に理解すれば良い部分も、本書では文章で理解しなければならないのだ。

また、本書の最大の売りである解法カードに関しても、問題がある。人によっては、解法カードを参考書代わりに勉強する人もいるのかも知れない。だが、解法カードを参考書として活用するには、解説が少な過ぎるし、さして解り易く解説事項が書かれている訳でも無い。あくまで解法カードは、試験前に見る要項集としか機能しないのだ。しかも、やはり本編部分と同じく、丸暗記しなくてもその場で考えれば良い部分(例えば、結晶格子の問題で単位を参考にして立式すれば良い箇所など)まで、解法カードにも載っている。

また、理論化学の部分について言えば、例題などの問題解説があまりにも不親切である。解答過程に於いては、途中式を相当省いているし、問題を解くのに必要な導入もかなり省かれている。また、化学平衡などの化学2の理論分野に関しては、かなり解説が不足している箇所がある。無論、化学を勉強する時には必ず理解しておかなければならない「有効数字」や「単位変換」についても、本書では全く触れられていない。そのため、化学が苦手な人間が本書で独習するのは、ほぼ無理である。

結局、本書は、駿台の石川先生の参考書のように、公式や用語の定義・意味などを考えさせるような書籍ではないのだ。そもそも、照井先生は、初心者向けに授業をするのが上手い人である(小竹・宇都宮・高木・沖・小川の各先生方と比べた場合)。しかし、残念ながら本書ではその良さが全く出ていない。今現在、照井先生に習っている人や、本書のようなスタイルが好きな人(丸暗記しなくても、その場で考えれば良いことまで暗記するのが苦痛ではない人)にとっては、本書はサブテキスト代わりになるのかも知れない。だが、そうでない人が本書で独習するのは、苦痛でしかない。
4.0 買って損はないっ!・・・と思う。
「わかりやすい」です。一通り読むとイマイチハッキリしなかったところが整理されます。自分も読むだけでは覚えられないと思っていましたが、結構頭に残ります。ただ時間がかかるのが使いにくいとこだと思います。
4.0 なかなか定番の参考書
表紙には「試験で点が取れる」や「遊び心で化学する」と書いてあるがテクニックに走ったり、読者を馬鹿にしたような語り口ではなくしっかりした内容となっている。理論化学の内容を40項目に分けて、1項目あたりの内容を少なくしているので計画的な勉強がしやすいようになっている。また解法カードと呼ばれる復習カードは要点がまとめてあり、赤シートで一部を隠せるので重宝する。(これがあるとないとで大違い)本文は説明がうざったく感じられる部分もあるが論理的であるし、受験に必要な内容も抑えられている。あと一度読んだだけではぱっとこない部分があるので問題演習などをしたあと読み返すと理解が深まる部分がある。ただ化学の教科書も読んだことがない人には理解できない部分が多いと思う。また例題が34題(すべて入試問題だが案外解ける)入っているがこれでは不十分なのでほかの問題集を利用されたし。
最後に、この本は内容が濃いので何度も何度も読み返すことが重要です。
4.0 理論分野攻略はまずこの本から!
最近増えている会話形式の参考書でかなり読みやすい。基礎的なことから教科書に載っていない関連したことも載っていて、かなり理解が深まる。あと、別冊の「カード」は必見!わかりやすい図解で要点が一目でわかる。難点はポイントとなる部分が本文でいまいち絞りきれてないという点。会話形式という構成上、仕方ないかも知れないが・・・別冊のカードで要点を頭に入れ、本文を読むようにすると理解しやすくなる。
まずはこの本で計算問題の解き方を学び、リードαなどの学校で与えられるような問題集で計算問題慣れすれば理論の基礎はOK。あとは理系の人は「重要問題集」などの2次向けの問題集をといていけばいいし、文系ならばセンターの過去問をときまくればよい。
ちなみに僕は高校の理論分野の授業は一切聞いていなかったのだが、この解法カード+リードαで定期試験はふつうに80点ぐらいは取れていた。それぐらい力の付く参考書です。

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