|
商品の情報
すばらしい新世界 (講談社文庫 は 20-1)の商品レビュー 究極の管理社会は人間にとってユートピアか?
本当に素晴らしいなと思えるところもある新世界
反ユートピア小説なんだろうけど、本当に素晴らしいなと思えるところもありました。 70年以上前の作品なのに、読み返す度に怖くなる
階級ごとに体格も知能も発生時期の条件で決定され、壜から出た(生まれた)後も、睡眠時教育で条件反射になるようにいろいろなことが教え込まれ、完全に「生産」を制御された人たちの社会。不快な気分になったときは「ソーマ」と呼ばれる薬で「楽しい気分」になればよい。壜から出てくるので、家族はなく、男女の結びつきも「その時の楽しみ」である。社会は順調に廻っているようにみえるが、野心を抱いたり、ちょっと他人とは違うことに悩む人間はいる。そんな世界に、隔離された「蛮人保存地区」から連れ帰られた「母から生まれた」一人の青年を通して、文明のありかたを考えさせる。 実兄への警告
人間は受精卵の段階から培養ビンの中で「製造」され「選別」され、幼年時代から受けた巧妙な洗脳により、自らの「階級」と「環境」に全く疑問を持たず、生活に完全に満足している。親子関係もなく、家族関係もなく、夫婦関係もなく、性交渉は完全に自由である。全ての欲望は満たされ、不満や不安を抱く要素は全くない。万が一、ストレスが溜まった場合は「ソーマ」なる薬によって副作用なしに快楽を味わえる。人々は激情に駆られることなく常に安定した精神状態であるため、社会は完全に安定している。まさに楽園であり、「すばらしい世界」である・・・・・・一見したところでは。 この時代にここまで未来を予測した人がいたとは
本書は小説であり完全にフィクションですが、そこには著者が予測した未来像が的確に表現されています。 本の最新売り上げランキング - トップ10
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||