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論文をどう書くか―私の文章修業 (講談社現代新書 576)の商品レビュー 映画評論家による自伝的論文教室
著者は有名な映画評論家である。最近はアジア映画の紹介や映画祭の審査員、映画学校の校長等を務められている。各種メディアでも活躍されるので、ご存知の方も多いだろう。実は著者は、戦後間もない頃に仕事をしながら映画雑誌に投書を続け、それが編集長の目に留まって映画評論の世界に飛び込んだという苦労人であると共に、強運の持ち主である。よって本書は他の論文の本とは一線を画し、評論家になるまでの当時の社会事情、映画界の状況を踏まえながら、自分の文章観が如何に確立されたかを振り返る自伝的な色彩の強い本である。どういう訳で雑誌の投書家が映画の評論を論ずる立場を得るきっかけを掴んだのか述べられている。無類の勉強家・読書家でもある氏の様々な文章に対する体験的意見が豊富な本書は、論文マニュアルという性格以上に、むしろ実際にノンフィクションやジャーナリズムなどの分野で、筆一本で立ってみたいと考えておられる方のために大変参考になると思われる。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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