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「知」のソフトウェア (講談社現代新書 (722))

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「知」のソフトウェア (講談社現代新書 (722))の商品レビュー

4.0 知的生産活動の名著のひとつ。何をしたら無駄になるかも実体験を通して教えてくれる本。
さすがに古い。しかし、スクラップブックの作り方、本の読み方、選び方、アウトプットを作りだす際の考え方など。多くのことが具体的で、とても参考になった。
特にスクラップブックの作り方は詳細にわたっていて、具体的かつ現場の声。これまで挑戦したことが無かったが、やってみてもいいか?と思わされた。
この本は、知的生産活動の名著のひとつだと思う。
また、筆者の実体験に基づいているので、無理や無駄がない。
何をすると結果、無駄になる可能性が高いかも教えてくれる。そこも参考になる。
機会をみつけて、再読すると思うので星は4つ。
4.0 アウトプットとインプットの間を見つめて
著者の考え方、生き方、知的生産をする技術を少しでも学びたくて購入、通読
通読してみると、まんべんなく著者の生きていく、考えていくための智恵がちりばめられている書籍だと感じた。「知的生活型、知的生産型の切り分け」などは、古典的「知的〜」を読んでの疑問点を解決してくれる切り口だった。また、著者の勧める「閃き型」のアウトプットは著者程の知力がバックボーンにあることが前提なので万人向けではないと感じた。コンピューターにできない「閃き」「センシティブ」の発生源となる「無意識」に対する分析は非常に面白し、「アウトプットとインプットの間」を観察し、一般論にできないという提言はまさしくその通りだと思う。観察すること自体が、「間」の中で大きな役割を占める無意識に対する刺激になるからだと思う。
著者の考え方を深く学ぶことができる一冊だと思う。知的生活型(生産型)の行き方を目指している人には自分に合ったスタイルを模索するヒントが隠されていると思います。
5.0 著者の方法論が簡にして要を得てまとまっている
 初めに本書を要約する(以下、頁数は同書1996年第31刷の版による)。著者立花隆によれば、本書は「知的情報のインプットとアウトプットを長年にわたって生業としつづけてきた筆者の個人的な覚書のようなもの」(8頁)であり、著者の「インプットの仕方、アウトプットの仕方、そして、インプットからアウトプットに至るプロセス」(8頁)が述べられている。なお著者の言う「情報のインプット&アウトプット」は、「本の読み方&文章の書き方」のことである。著者は、個々人の「性能」「好み」「性格」(9頁)は違っているのだから、本書を含め、どんな同系列の本の方法論も絶対視しないように、と警告する。著者が願うことは、本書が「読まれる方自身の方法論発見に多少のヒントになること」(10頁)であり、読者が「自分で自分の方法論を早く発見」(236頁)することである。
 次に、本書の内容をいくつか大づかみに拾って、本書の概観としたい。読むべき本の取捨選択、速読・熟読の理論と実践(10-21頁)。新聞・雑誌記事の保存と整理法(23-70頁)。本の選び方、買い方、読み方(89-104頁)。インタビューのノウハウ(122-143頁)。アウトプット、すなわち文章の技術、心得(143-213頁)。情報を鵜呑みにせず、また自分自身の説をも吟味できる「懐疑の精神」をもつこと(216-234頁)。
 最後に、私自身の感想を述べる。本書に記されている方法は、実際的、具体的で即役に立つ。無論、私は実践していないもの (新聞・雑誌記事の保存、整理等) もあるから、著者が度々繰り返しているように、あくまで私自身が、私の方法の最終的な決定者ではあるが。著者は自身の方法を相対視しつつ、自身の至らなさ等にも率直に言及しており、その謙虚な姿勢に好感が持てる。同種の内容は、他の著書(例えば『僕はこんな本を読んできた』)にも繰り返されているが、本書がもっとも簡にして要を得ており、すっきりまとまっていると思う。
5.0 良書を読むためには悪書を読まないことである
もう、何回読んだかわかりません。立花教といっても過言ではない私にとって、この書は最高です。要するに捨てる技術の先取りだと言えます。年代的には知的●●というタイプの本がどっと出てきた時期と重なりますね。私もそれなりに影響を受け、KJ法だ、京大型カードだ、と買い込んでチャレンジしたクチです。でも、すべて挫折しました。時間がかかりすぎて何をやっているのかわからなくなるからです。結局、一番いいのは読書。それも、いちいち線など引かず、ひたすら読む、集中するってことだ、と悟りました。こういうもっとも原始的な基本が本書の中で語られます。まず、知的生産の好きな人が陥りやすい罠を、著者は次々とあげつらえ、バッサバッサと切り捨てて行きます。個人的にはインターネットの爆発的普及で若干中身が古くなった部分もありますが、アナログ情報の扱いにかけては、今も影響大です。「良書を読むためには悪書を読まないことである」著者の言い分を要約すると、こうなります。
4.0 「知」の本質は変わらない
一昔前の本ですが、人間の「知」に対する考察は、
本質を言いえているなぁと感じるところが随所に見られます。

・人間の思考は意味と切り離すことができない
・考えるという行為は、個人的になされる作業
・ものを書くということは、絶えざる仮説検証

個人の知を追及する道のりは、常に暗中模索ですが、
その道を照らすヒントをいくつか発見できると思います。

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