商品の情報
これがニーチェだ (講談社現代新書)

これがニーチェだ (講談社現代新書)

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

これがニーチェだ (講談社現代新書)の商品レビュー

3.0 2冊目として
竹田青嗣『ニーチェ入門』よりも著者の独自色が強い。
2冊目以降、多様なニーチェ解釈の一ヴァリエイションを知る目的にはいいと思います。
体系的かつスムースな理解には、竹田→永井→?、の順序がよいのでは。
4.0 読む者に哲学することを強いる哲学者
本書は「空間」という独自の区分によって構成され、ニーチェによる道徳批判、キリスト教批判、超人思想、パースペクティヴ主義、
永遠回帰、などが解説される。

本書の特色はなんといっても、ある種の「両義性」をはらんでいるところだろう。
本書のタイトルは『これがニーチェだ』。新書に限らず、ある思想家・哲学者の入門書であるなら通常は、「〜入門」とか「〜の哲学」
などのタイトルを付けるものだが、どうだろうこの「これがニーチェだ」という挑発的なタイトル。

ところが、筆者永井氏は本文で幾度も、「万人向けのニーチェなど、存在しない」と言うことを述べている。また序文でも本書では、
「ニーチェを批判する」、あるいは「本書がニーチェ解釈として正しいかどうかには、さしたる関心はない」とまで言ってのける。
堂々と「これがニーチェだ」と看破しておきながら、このような文章があるのは、どこか矛盾したようには読めないだろうか。

しかし、矛盾はしていないのである。

真理をとことんまで突き詰めたニーチェの思想は、よく代名詞的に語られるニヒリズムとはまた異なる、タフな側面をもつ思想である。
(例えば、「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに対しても彼の哲学に沿えば、道徳的な側面からの答えを唾棄されるため、
結局答えることができなくなる)。また、思想家の哲学・思想を啓蒙してくれる「わかって楽しい新書」、という既存の新書のあり方と、
ニーチェ思想はその根本からして、対立しているのだ。

ニーチェ思想は時代に敗北した。
しかし、ニーチェの突き詰めていくものの考え方、思考のエッセンスは、今なお有効ではないだろうか。

永井氏は、読者おのおのがニーチェを精読することによって自ら哲学をし、ニーチェの言いたかったことを自分なりに解釈し、自分
なりの確固たるニーチェ哲学を完成させることをのぞんでいるのである。つまり本書のタイトルは正確には「これが(俺にとっての)
ニーチェだ」。「誰がなんと言おうと、俺にはニーチェがこんなことを言いたかったように思えるんだ!」
本書は、二ーチェを通して哲学し尽くしてきた永井氏のニーチェ解釈に対する、そのような確固たる自信にあふれている。
本書のタイトルと内容には、そのような行為遂行的な意味合いが込められているのである。

本書は「ニーチェ読者」の先達である永井氏による、読者に対するニーチェ思想への挑発(あるいは誘い)の書である。
5.0 最高の哲学書だが、入門書にあらず
まず、タイトルがいけない。入門書じゃないんだから。

この本は、ニーチェ哲学の解説本ではなく、ニーチェ哲学と対峙し、共に哲学する本である。

久々に本一冊を一気に読めたほど、著者の情熱を感じることができた。

ただし、初学者は読むことをお薦めしない。いきなり応用問題に取り組むようなものである。

適した対象読者は、オーソドックスな入門書に加え、ニーチェの著作を2〜3作読んだ人あたりだろう。

ニーチェ著作の読書を通じて経験したであろう大地震を、もう一度、ただし別の形で、感じることができるだろう。

5.0 ナルホド
ニ−チェに依拠しながら、反社会的なことを言って一生懸命悪ぶる人がいるのは何でだろう、
しかも彼らが揃いも揃ってみんな気弱でイイ人なのは…と、常々抱いていた疑問がこの本で氷解しました。
しかし何故新書にはこんなにもニ−チェの本が多いんだろう。
4.0 永井氏にとってのニーチェ
「ニーチェを学ぶことは、社会的に何の意味もない」という前提のもとに書かれた「筆者にとってのニーチェ」。

私が通読したニーチェの書物は『ツァラトゥストラ』だけですが、私は数年前の大学時代、『ツァラトゥストラ』に書かれているニーチェの思想(「キリスト教は弱者のルサンチマン」「神は死んだ」「精神の三段の変化」「超人」「力への意志」など)に、頗る衝撃を与えられ、友人と語り合ったり、レポートでよく引用したりしていました。そんな折、本書を手にしており、よりよくニーチェを理解せんと努力していました。

読み返してみると、数年前に読んだ本書に二重線やら波線やらが引いてあるのは青春の賢明さの証でしょう 苦笑。ニーチェに対する思考を忘れた今になると、ニーチェというのはやはりかなり過激でデモーニッシュな思想家であることがわかります。ニーチェの基本的な思想を知ることは、学問をする人間には基本中の基本の前提条件ですが、確かにそれを知っているからといって、社会的になる訳ではありません。しかしこの過激さにこそ、反キリスト教にこそ、真理があるのでは、という予感が、今なおニーチェが人類を魅了してやまない理由なのでしょう。永井氏は当然『ツァラトゥストラ』のみならず、他のニーチェの著作も大いに引用し考察されていますが、長い目で見て、自分も他のニーチェの著作を読んでいきたく思いました。

何しろ現代というこのニヒリズムな時代、神なき時代に、ニーチェの思想はかなりリアルに心に響いてくる気がするからです。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 つばさイズム(仮)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,300  近日発売 予約可
2位 O型自分の説明書
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  通常24時間以内に発送
3位 ニュー・リッチの王国 (Kobunsha Paperbacks 124)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,000  通常3~5週間以内に発送
4位 フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術
おすすめ度: 価格: ¥ 1,155  通常24時間以内に発送
5位 サクっと遊べる KORG DS-10 KORG DS-10公式ガイド
おすすめ度: 価格: ¥ 1,523  通常3~5週間以内に発送
6位 容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
おすすめ度: 価格: ¥ 660  通常24時間以内に発送
7位 ペルソナ4 公式パーフェクトガイド
おすすめ度: 価格: ¥ 1,785  近日発売 予約可
8位 おうちヨガ SHIHO meets YOGA
おすすめ度: 価格: ¥ 2,100  通常24時間以内に発送
9位 チェンジ・ザ・ゲーム
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  通常4~6週間以内に発送
10位 サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  通常24時間以内に発送
こちらもおすすめです
ルサンチマンの哲学 (シリーズ 道徳の系譜)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 1,365
通常24時間以内に発送
私、今、そして神 (講談社現代新書)
おすすめ度: 4.5
価格: ¥ 756
通常24時間以内に発送
ニーチェ入門 (ちくま新書)
おすすめ度: 4.5
価格: ¥ 756
通常24時間以内に発送
ウィトゲンシュタイン入門 (ちくま新書)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 735
通常24時間以内に発送
<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス
おすすめ度: 4.5
価格: ¥ 735
通常24時間以内に発送