【使われてます】カンタン手順でブログに商品情報を貼り付け、amazletツールの利用はこちらから!
商品の情報
「美少女」の現代史 (講談社現代新書)

「美少女」の現代史 (講談社現代新書)

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

「美少女」の現代史 (講談社現代新書)の商品レビュー

2.0 ん?
1970−80年代の漫画・アニメ史としてはいいのだが、宮台真司・フロイト的に、説明が巧すぎて胡散臭い。ルパンがクラリスを抱きしめるのを禁欲するのはそれ自体が物語のお約束でしょう。ルパンがクラリスと結婚するわけにいかないんだから。女の子の内面を分かってあげたい→分かってあげている自分は偉い、という展開も、いかにも80年代フェミニズムである。
 しかし最大の問題は、漫画・アニメの中での美少女と男の子の関係についての分析と、それら漫画・アニメを観て萌える観客の分析が分別されていないことで、宮崎駿の場合は分かりやすいし観客は宮崎と同じ位置に立つ、としていいわけだが、後半になるとしばしば二つのレベルが混同されていて、しかし読んでいると気づきにくい。それにやっぱり他国文化との比較とか、映画とか文学との比較がないと、ちゃんとした論とはいえないでしょう。
4.0 前時代的視線による男性論
「思春期以上の人間に向けられた多くのキャラクターたちは、性的な意味を
持っています。異性として魅力を発揮するように工夫されたキャラクターが、
多数作られています。……本書では、この『美少女』というイメージのあり方を
手掛かりにしながら、キャラクターと『萌え』の歴史を、主に男性の視点から
追っていきます」。

 他のレヴューによって散々指摘されているように、単純にマンガ・アニメにおける
美少女キャラクターの変遷をたどるというよりは、それを見つめる側のあり様が問題と
されているわけで、その点においては「看板に偽りあり」との感はやや否めない。
 言っていることは概ね正しいとは思う、ただしそれを問題視せねばならない理由が
分からない。ある種の人間は現実的な恋愛に魅力を感じるからコミットメントへと
向かい、ある種の人間は架空のキャラクターとの自己完結したセカイに快楽を
見出すから「萌え」や「美少女」を享受するし、またある種の人々は恋愛的なものに
退屈を感じて、というか眼中にもなく、他のコンテンツを消費する。
 高い所にあるブドウは酸っぱい、的な感性が全くないとも思わないが、こうした多様性を
臆病や逃避と看做すのはいかがなものか、というよりは単細胞の戯言。
「浅く広く」の画一的消費から「深く狭く」の島宇宙的消費へ――情報社会・消費社会が
辿るであろう半ば必然、そんなもの、ただの趣味・嗜好以上の問題ではない。
 現代においてはもはや生身の男女へのコミットメントのみを肯定・奨励しなければ
ならない理由というのはほとんどないわけで――あえて言えば国家というネズミ講の
成員が減少するのは問題だ、ということくらいでしょうか――、けれども筆者は
そこに何らかの違和感を覚えてしまうらしい。そこまでして他人とコミットしなければ
いけないのか、いけないと思うから氏は「倫理」ということばを持ち出すのだろうが、
さてそうなのか、と。したければしたらいい、したくなければしなくてもいい、理想的。
 消費社会論、男性論の現象記述、文脈リテラシーにそう間違いはないように思える。
ただし、そもそもの問題意識に前時代的な臭気を感じずにはいられない。
5.0 ヒロイン像
マンガやアニメの世界の美少女像の変遷が書かれている本で、とても面白い本でした。マンガやアニメの裏話にも詳しくなれる本です。ところどころに、マンガの美少女の絵が掲載されていて、楽しいです。また、男性の存在意義についても考察されていて、とても面白い内容の本でした。オタクの心理を理解するのにも良い本かもしれません。
5.0 シンプルながら綿密、シンプルにして明解
 哲学的な能書きを垂れれば、戦後、そして安保後というニーチェ的な神の死(絶対的な価値観の終焉)を経て、女に愛されることでしか生きる根拠を見つけられなくなった男と、サルトルの言う視線を逆手に利用して世界へアンガージュマンする女たち、などとも語れるところを、そういう難しい話抜きで、実例のみで論じた本。一つの説として、とてもわかりやすい。行き着くところは、カオナシの箱男だ。周辺でもいろいろ話はあるだろうが、本筋をはっきりさせるために、枝葉はばっさり落としてある。元編集だけあって、物書きとしていさぎよいぞ。
 「男おいどん」から美女との偶然の出会いさえ払拭したような、永遠の低所得独身男が蔓延する現実の鏡像として、コトの是非抜きでこの時代の作品群を論じているわけだが、いったん納得したものの、ちょっと待てよ、と思った。リアルタイムで、これらの作品と同時代的であった連中(いわゆるバブルのサブカル世代)にとっては、あれらはあくまでマンガの中の非現実的なギャグだからおもしろかったのであって、男おいどんのような全学連世代などよりも、ずっと現実的に社会化、恋愛化(?)されていたように思う。問題は、あれらの作品から十年遅れの、これらの作品群を真に受けた連中(いわゆるバブル後のヲタク世代)から、シャレにならない多くの社会不適応なカオナシ箱男たちが出てきたことだ。この時代のズレについて、いずれ著者の見解を聞いてみたい。
5.0 男性の生きにくさ
 1961年生まれの元『少年キャプテン』編集長が、「美少女」(最初から思春期以上の人間を対象に作られ、異性として魅力の感じられる架空のキャラクター)イメージのあり方を手がかりに、主に男性の視点からの萌え(20頁)の歴史を論じた、2004年刊行の本。キャラ萌えの起源は一応1972〜73年頃(アイドルの登場と同時期)に見られ、女性が先行していたが、やがてアニメブームを契機にして1980年前後に男性側にも波及する(ラブコメ・ロリコンブーム。少年サンデー中心)。マニア向け情報メディアの創刊とも相俟って、この頃ジャンルの壁を越えたオタク的空間が成立し、美少女はその融合のシンボルの一つとして普及してゆく。美少女は、追求すべき価値や目標を失った男性に、日常的な恋愛物語の中で存在根拠を与えてくれる、傷つきやすい内面を想定された(エッチ漫画との差異)絶対的・非性的な存在として描かれ、時代の閉塞状況の中で、戯れ経由で本気を追求するパロディと並行して流行した。それらはメカ&美少女アニメ(戦い始める少女と戦いから撤退していく少年のイメージが主流。アイドル・女子高生・ジュニア小説・村上春樹ブームと連動)を経た後、1990年代以降こうした屈折を経ずにベタに表現の一手段として普及する。同時期に美少女フィギュアの発展とあわせて、立体表現への志向が強まり、写実的な性的身体を持った漫画的な顔の内面的な美少女キャラが一般化する(グラビアアイドルと連動)。また女性による美少女表現や、パソコンの普及といった新たな事態も見られ、特にギャルゲーはそのインタラクティブ性ゆえにバーチャルかつ唯我的な(自分の責任は回避=透明化した上で、一方的・暴力的に視線を投げかける)実存体験を可能にし、現在その倫理性が問われている。本書は美少女表現史を通じて男性の生きにくさを抉り出した男性論でもある。 

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 1Q84 BOOK 3
おすすめ度: 価格: ¥ 1,995  近日発売 予約可
2位 ザ・トレーシー・メソッド DVD Book
おすすめ度: 価格: ¥ 2,850  一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
3位 バンド1本でやせる! 巻くだけダイエット (骨格矯正バンド付き)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  在庫あり。
4位 agnes b. 2010 spring/summer collection
おすすめ度: 価格: ¥ 1,200  近日発売 予約可
5位 iPhoneとツイッターで会社は儲かる
おすすめ度: 価格: ¥ 819  近日発売 予約可
6位 ザ・トレーシー・メソッド2 DVD&BOOK - 最強の腹凹ワークアウト 編 -
おすすめ度: 価格: ¥ 3,000  在庫あり。
7位 狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)
おすすめ度: 価格: ¥ 599  在庫あり。
8位 フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
おすすめ度: 価格: ¥ 1,890  在庫あり。
9位 P.S.すりーさん・に 特製ストラップ付きAMAZON限定版
おすすめ度: 価格: ¥ 1,600  
10位 ナインティナインのオールナイトニッ本 vol.2 (ワニムックシリーズ 135)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,000  近日発売 予約可
こちらもおすすめです
戦闘美少女の精神分析 (ちくま文庫)
おすすめ度: 2.0
価格: ¥ 840
在庫あり。
紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)
物語消滅論―キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」 (角川oneテーマ21)
定本 物語消費論 (角川文庫)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 650
在庫あり。
動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)