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北朝鮮に潜入せよ (講談社現代新書)の商品レビュー 人間と国家の関係を考える。
韓国政府が育成してきた、北派工作員の活動と彼らに対する韓国政府の処遇について描かれている。映画「シルミド」で描かれた工作員の存在は、歴史の暗部として長く隠されてきたが、人間一人一人の人権尊重が唱われる現代でも、国家が一個人の人生をモノのように使い捨てる構図に、太平洋戦争を経験した日本人として無力感を感じる。日本と韓国とでは、北挑戦に対する姿勢が異なって当然だが、南北統一の為とはいえ、国家に個人が隷属する図式に嫌悪を感じる。国民あっての国家であり、その逆ではないという冷徹さを、国民ひとりひとりが持った上での生活共同体の形成が必要だろう。 朝鮮戦争は終はって居ない
驚くべき内容の本である。北朝鮮から韓国、日本、に工作員が潜入して居る事は日頃から強調されて居る。しかし、逆に、韓国が、北朝鮮にこれだけ工作員を潜入させて居た事を、私は、この本を読むまで、全く知らなかった。朝鮮戦争はあくまでも休戦状態に在る事を痛感させられる本である。この本を推薦する。 丹念な取材と、資料読み込みの上の傑作
裁判記録や関係者インタビューなど、多くの生データを読み込んだ上で書かれている。何度も「暗さ」を強調する部分があった。著者自身が、取材中に「北派工作員」のストーリーにある暗さ、「癒えぬ傷」に、やりきれない気持ちになったのだろう。 朝鮮戦争は未だに「休戦」
北朝鮮の兵士だけが国境を越えていたように思っていたが、韓国の兵士も北朝鮮側に越境して、拉致や破壊工作を行っていた。 韓国の対北朝鮮テロ
一般的に、破壊行為や拉致といったテロ行為は、北朝鮮が韓国に対して仕掛けていた事との認識が強いのではないでしょうか。しかし、韓国側も北朝鮮程ではないにしろ、テロ行為を行ってる。本書は、この韓国側から北朝鮮に対するテロ行為に焦点を当てたものである。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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