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商品の情報
ギリシャ正教 (講談社学術文庫 500)の商品レビュー 正教への入門書
日本ではなじみがあまりないが、近年アトスへの関心の高まりや村上春樹の著作などで、紹介される機会が多くなってきた正教についての概要をまとめた最良の書。正教の司祭による著作のため、正教は他のキリスト教とは違うという主張が強く前面に押し出されており、学術的には客観性を欠いているが、その分、正教内部の様子がわかる作品になった。資料が手に入りにくい正教について知るには、廉価で広い範囲を網羅した貴重な書籍。 ギリシャ正教とは何か
本書はまずギリシャ共和国でのギリシャ正教の今をルポし、カトリック・プロテスタントとは異なる「知られざるキリスト教」について読者の関心の喚起が行われる。そして使徒が東地中海地域やギリシャそしてローマに布教する初期の段階から、キリスト教がローマ帝国の国教に採用され、やがてローマが東西に分裂、キリスト教世界がコンスタンティノープルを中心とするギリシャ正教世界、ローマを中心とするカトリック世界にまとまる様を追う。ドストエフスキーの読者なら重要性は分かると思うが、本書はギリシャ正教の儀礼(典礼やイコン)や信仰形態(十字の切り方)について詳しい。日本人にとってイエスの教えといえばカトリックかプロテスタントであるが、本家本元はギリシャ正教である。本書を読めば西欧中心の見方を脱し、多様なキリスト教認識を得ることが出来るだろう。ロシア正教については著者が中公新書で出している『ロシア精神の源』も有益である。 渾身の著作
いまだに一般に知られていない正教を広く啓蒙するための著書。その内容があまりに豊富であるため、細部においてはフォローしにくい点も多々ありますが、現在のところ日本語文献に限っては最良の「ギリシャ正教入門書」です。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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