『恋恋蓮歩の演習』って何?
2001年リリース。Vシリーズ第6作。
内容的には前作の『魔剣天翔』の続編的な要素が強い。前作は空、本作は海である(次作『六人の超音波科学者』は山奥というか陸)と自衛隊のようである。(●^o^●)
ストーリーの組み立てが実に良く出来ていてS&Mシリーズの『今はもうない』を思い出した。僕にとってはタイトルの『恋恋蓮歩の演習』の意味だけがナゾである。タイトルもリズム感が良ければ使ってしまうのが森流なのだろう。本作では保呂草はまるでルパン3世・各務亜樹良は峰不二子みたいですらある。(●^o^●)閑話休題。濃い面子がますます終結している。読んでいると荒木飛呂彦の『スタンド使いはひきあうんだよ』というコトバが頭をよぎって苦笑してしまう。ホントにスタンド使いみたいな面子ばかりだ。(●^o^●)
優しい大人たちの恋
「ありがとう
本当にありがとう
本当に楽しかったわ」このラストの台詞が、この物語を集約してます。と言ってもネタバレでは無いので大丈夫。どちらかと言うとこのラストの台詞は誰が誰に言ったものなのかを当てて欲しいくらい。最後の最後で、あなたの期待を裏切らない結末が待っています。どちらかと言うと東野圭吾の「秘密」に通じるところがあるかな。とにかく皆さんに読んで欲しい、森博嗣流の切なく優しい大人たちの恋物語。そしてもちろんお約束の見事な怪盗ぶりと、そして殺人!