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QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)の商品レビュー マシンガンのような薀蓄の連射
●現在進行形の方はかなりおどろおどろしいのですがミステリーとはいい難いですね。またいつものように人物描写が浅いので当事者が行動へ移る経緯にいまいち説得力がありません。●新しい登場人物にかなりくせがあってどちらかというといけ好かないです。自分の哀しみをもって超然とした世界観を確立しているのかといえばそうともいえない、う〜ん、周りを気に過ぎるしいちいち他人の粗探ししているような御仁。崇のような鬼才とか我が道を行くタイプではありません。分かりやすく喩えるなら中二の性根が熟成せずにそのまま瞬間冷凍され続けている感じです。●歴史探索の方は今回かなり難しい、ちょっと前提となる日本神話の知識がある程度必要です。かなり祟の口数が多いし神様の固有名詞も相当数出てきます。話について行くだけなら何とか可能ですが神話の出来事・登場人物同士の関係自体を私は時系列で知りませんでしたのでちょっと考え込みながら読んでしまいました。例えば神武天皇って人間?神様?・天照大神の係累なの?・天照が降臨してからどれ位たって東征が始ったの?・東征は大国主命を屈服させたあと開始されたの?・大国主命を屈服させた時点でヤマトは後から来た神様の手中に納まったんじゃないの?それなのに東征がなぜ必要なの?こういう疑問がどんどん浮かんできて主人公の謎解きに集中できませんでした。●ですから簡略に神話に関して知識を仕入れるか何らかのレファレンス本を傍らに置かないと難しいですよ、今回ばかりは。●これを読んだ後すぐに神器封殺を手にとるのをお薦めします。順番が逆でもなんとか大丈夫です。後ろで前のネタばらしはしてませんから。でも他の巻を先に読まなくても充分楽しめる理解できる構成です。●今回の見物は崇と奈々が第三者から見るとどう受け取られているのかそれがちょっと陰険で辛らつな視点の持ち主から提示されていることです。 次作の為の贅沢な序章、かつシリーズ中の重要な一冊
本作は次作(神器封殺)の伏線ともなっていますが、本作だけでも充分堪能できる内容となっています。 良くも悪くもQED。
QEDシリーズの読者の多くは歴史の裏側の謎解きを楽しんでいるのではないかと思う。その意味では本書はまさにQEDシリーズ。ストーリーに殺人事件はまったく関係が無い。むしろ二つのまったく違う話が順番に書かれているといった印象。謎解きを期待している人はやめたほうがいい。 歴史ミステリではありません。
このシリーズ、回を重ねるごとにひどくなっています。いったい作者は何をしたいのでしょうか。歴史の謎解きをするのなら、不必要な事件やエピソードや登場人物が多すぎです。 名所旧跡案内。
『鎌倉の闇』では、本筋と関係のない取って付けたような殺人事件と、あまりにちゃちなトリックだったが、本作では事件すらない。家庭内の問題は起こるが、他人がどうこう出来るものではないし。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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