ようこそ amazlet.com へ! amazlet.com は Amazon.co.jp と連動したショッピング・サイトです。Amazon.co.jp だから安心・安全。 気に入った商品は ワンクリックで Amazon.co.jp のカートに追加することができます。
この本の主人公が小学生(たぶん)ということで、僕には馴染み深かった。 数年前の僕は小学生で、その時の思い出も鮮明に覚えている。 もしも、その時の僕が、準主人公?の探偵伯爵とこの本のように、出逢ったら…、と読後に 思った。 上文はどうでもいいので、これで終わるが、問題はどう面白かったかである。 探偵伯爵と少年。子供を主人公にした、森博嗣さんの作品はそうないので、面白く読めた。 子供のしゃべり方も趣があると感じた。 森博嗣さん独特の会話中の質問と答。今までは、この内容が難しく、理解しにくかったが、 今回は安易的だった。 いわゆる、子供向きだと思う。 主人公の少年が伯爵に対する、気持ちの変化。ラストの臨場感あふれる場面。 大人も懐かしみながら読める、ミステリーだと思います。
04年に刊行されたものをノベルス化した作品です. 『伯爵』という浮世離れした人物のとぼけた感じがおかしく, 現代的な物言い,考え方をする少年との掛け合いが楽しいです. 何度か出てくる『道徳的』なテーマについてのやり取りにしても, 今さらなところがないでもありませんが,決して説教くさくはなく, 『大人』と『子供』の会話を利用して,うまく語られている印象です. ただ,最後の最後に仕掛けられているちょっとした『おどろき』は, 明かされる事実であったり,言っていることは確かにわかるのですが, それまでをあまりにひっくり返すようで,今ひとつ意図がつかめません. また,大人だけでなく,子供にも読める作品というレーベルのせいか, 見立てというか,ダジャレを絡めた事件の謎はいささか苦笑するものの, 事件自体はかなり重いもので,こちらは却って子供には不向きのような…. ほかでは,少年と伯爵に重きが置かれているせいか,事件は置かれ気味で, ミステリとして読んだ場合,このあたりのアンバランスさが気になりました.