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花と火の帝〈上〉 (講談社文庫)の商品レビュー 天皇の隠密 岩介
花と火の帝は、一番感動した小説です。慟哭させられた場面があって、ひとつひとつ書きたい思いもあります。 なぜに未完・・・・・
●以下全巻の感想です。●天皇家とお公家さんの話ですからいつもと違って雅な話なのかなあっと思ってましたがいやあすごい躍動感でした。●主人公もはじめからかなり完成された強さなんですが物語りの中でさらに成長するし。どこまで強くなるんだ。●一夢庵〜のお連れと同じ出身ですよ、主人公は。●普通あいいう異形な敵って「初めて人間の優しさに触れられておでうれしい、フゴー」見たいなせりふとともに主人公に敗れて死ぬんですけど、こんな展開ですか、作者はつくづく異形の者が好きで彼らを活躍させたいみたいですね。●あそこから面白くなるのになあ、本当いい感じにストーリーが動き出すんですよ。若干の閉塞感を抜け出て展望や明るさがや敵の姿も見えかけたのに。●今回の主人公はいつにも増して異色です。すごい強靭な肉体を誇るのにあまり荒事に頼らずトリッキーな技と精神力で戦います、強いて喩えるならばプロ野球選手なのに天才ハッカーでもある、そんな感じです。 もっと読みたかった
題名に魅了されてしまう方もあるかもしれません。 隆慶一郎と呪術
隆慶一郎と言えば『影武者徳川家康』や『一夢庵風流記』が有名ですが、この作品は上記の作品とは違った意味で面白いです。物語の中に呪術が当然のように登場するというのは伝奇的ではありますが、昨今の陰陽師やハリーポッターに親しんだ人々には入り込みやすいのではないでしょうか。天皇を題材にしている小説というのはあまり読んだ経験がなかったのですが、天皇が長い間存在してきた理由のひとつが、この作品の中に描かれているように感じました。 自由を求めて戦う無力な天皇
あまりに見事な右翼の思想的根拠(笑)。天皇制というとどうしても何か後ろ暗いイメージがあったのですが、隆氏の自由を求めて戦う無力な天皇像を読んでしまうと、ぶっ飛んでしまいますね。平百な左翼的観点から書いた物語が影をなくす、と稲葉振一郎氏が書いていたが、ごもっとも。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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