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羊をめぐる冒険の商品レビュー 全集で読む、重厚さ
この作品を最初に読んだのは、文庫版ででした。 行間に隠れた羊の秘密
独特な表現手法、村上春樹ならではの物語の展開方法が繰り広げられている一冊。 村上WORLD
『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』に続く村上氏初期の長編ですが、その二つの作品に比べて、文章量が絶対的に長い点と、俗に言う「村上WORLD」的な世界観が発揮されている点において、私は本作を村上氏の原点―現に、この三作は三部作として考えられることが多い―と捉えるのが良いのはないかと思います。 感想
なぜ羊の写真を広告に主人公は使用したんでしょうか?そしてこの写真は鼠という親友が主人公宛に送付したものでした。ここで主人公はこの物語の根幹に関わるような重要な選択をしている筈です。主人公は心の奥底で実はこの写真からトラブルの匂いを嗅ぎ取っていた、しかしあえて広告に採用しました。なぜでしょうか?なぜ自らトラブルに巻き込まれるような選択をするんでしょうか?それはおそらく日常からの脱出です、そう退屈な僕たちの日常からの・・・。タイトルに冠せられてる冒険という言葉は日常の反対物です。つまり非日常です。この物語はひょっとしたらある種の人間たちはトラブルが待ち構えているような選択肢を、行為を無意識的に選択しているのではないか、そう教えてくれます。それはここでもないどこかを希求しているという、日常の枠外へと飛び出したいという読者の願望を満たす本。しかしこれがSF的な地球外という場所という特性、ことほどさように非日常から非日常ということになればこの本が好きな人はだめだと思うんです。やっぱりこの本が好きな人は、日常から非日常じゃなきゃまんぞくしない人たちなんじゃないかと思うんです。 悲しい作品です
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