この本を購入して。
「目を離すとすぐに居なくなる。一箇所にじっとしていない。スピード感のある遊び、飛んだり跳ねたり大好き。」な子どもを身近に生活している時。子どもの作業(押したり、引いたり、引っぱったり、など)が満足できる物であるように、環境を整えようと、本書を購入しました。結果、内容は大変満足出来るものでした。(ゆわく、結ぶ)作業などは、本のように興味を示しませんでしたが、(引っぱる)作業などは子どもが満足できるまで、作業を行うことが出来ました。
一番良かったのは、本を読む時間もないほど、子どもの遊びや生活に追われている時。子どもが意味の無いと思われる動作を繰り返し、いらだっても、「この子は今、動きながら学んでいるのだ」と思う事で、心にゆとりと子どもに対する理解を持つことが出来たことです。
そのゆとりと、子どもに対する理解を、本書によって得られることが出来、大変感謝しています。
幼児期に学ぶべきこと
著者の考え方に一貫していることは、5・6才位までに、手を使ったお仕事を心ゆくまで、子供にさせなさいと言うことだと思います。
モンテッソーリの考えに根ざした教育法を提唱するこの本でも、手を使ったお仕事の重要性が書かれています。掴む、摘む、回す、転がす、引っ張るといった、大人にとっては意識すらしない動作でも、子供には微妙なコントロールが出来ません。こうした行為を子供が「したがっている」タイミングを親が敏感に見つけて、それを心ゆくまで繰り返させてあげることが、子供の心の成長を促すとしています。
日常の動作を一人ですることの重要性から、訓練としてのハサミの使い方(切りえ)針と糸を使ったステッチなど、微妙な手の動きと緻密さが必要なお仕事の例が沢山載っています。
もちろん、全てを家庭で行うわけではありませんが、この本に学んで実践できるところを取り入れる意味は大きいと思います。
何より、子供の行動を正しく観察する目を養なわせてもらいました。