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情と理―後藤田正晴回顧録〈上〉の商品レビュー 「よくあんな軍隊で戦争できたと思う」というあたりにリベラリストとしての萌芽を感じる
《徳島では海浜に住む人たちを海部族(かいふぞく)と呼んで、山地に住んでいる者を忌部族(いんべぞく)と呼ぶんだが、忌部族は真面目で融通がきかず、世渡りも下手なのに対して、海部の人は融通がきいて世渡りがうまい、海部には嫁を出しても嫁を貰うなと、忌部の人たちは昔は言っていたようです。私は忌部の出ですよ》(p.16)といきなり民俗学的な話から始める。 最高のできばえの聞き書き回顧録
その後、竹下登や宮沢喜一等の何人かの政治家の聞き書き回顧録が出版されたが、その多くが床屋談義的なもので、内容の充実度で本書に迫るものは見当たらない。その発言内容にあいまいさがなく、論理、趣旨が非常に明解である。 戦前・戦後の官僚・警察史としても価値のある一冊
元警察庁長官にして、法務大臣・官房長官を歴任した、著者の回顧録である。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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