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白洲次郎 占領を背負った男

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白洲次郎 占領を背負った男の商品レビュー

5.0 「ブレない男」とは
「従順ならざる唯一の日本人」白州次郎が GHQ,とりわけ民政局との
 
日本の行く末を決める激しい戦いにおいて,どのように立ち回ったのか。

次郎の生き方に全くブレが無いのは,忘己利他とも言える,

自らのプリンシプルに忠実に生きてきた証なのでしょう。
5.0 続かけがえのない男 白洲次郎
しかしその太りぎみで背の低いおじさんよりも私が気になったのはもう1人の方でした。再現VTRだったのでしょうが背は高く凛々しい顔立ちでどこか紳士的でもあるが内になにかを秘めているような目をしていてそしてその時はまだなにかわからなかったのですが、何となく不思議な存在感というかオーラがでていました。外国人のような日本人とでもいいますか、なにか口では表現しづらい感情でした。小学生だった私は実を言うと最初の30分でこのドキュメンタリー番組に飽きてしまいちょうどテレビを消して寝ようとしていたのですがこの男の人を見て再現VTRでさえここまで引き付けられるものがあったので実際のこの人はどんな人物なのだろうかと知りたくなりそのまま見続けることにしたのでした。今まで私が見てきた占領下の日本を題材とする話ででてくる日本側の人たちには何だか自分のことしか考えておらずアメリカを恐れてただ媚びへつらうようなイメージしかかありませんでしたがその人はそれらの人達とは全く違いました。明らかに有利なアメリカ側から色々な要求を不利な日本側にしているシーンでその後ろにいた日本人達も困惑している感じが見られました。またいつものように「天皇の安全を保証・・・憲法は大幅には改善できない・・」など国民のことを考えずただ天皇制度の存続や憲法の条項を残すことしか考えていない日本のトップ達の言い分けがましい発言に虫酸が走りました。確かにその事は大事なことかもしれませんがそれが国民を守ることとは到底思えず自分たちの立場や伝統を守ることにしか思えません。戦争に負けたのだからアメリカ側の要求に対して潔く認める所は認めて譲れない所は譲れないというはっきりとした発言をしてほしい、断固拒否していたかと思えばアメリカ側の対応を恐れ手のひらをかえすように言いなりになる、これでは戦争の時となんら変わらないではないかと思いました。続く・・・
5.0 かけがえのない男
初めて「白洲次郎」という名前を聞いた時 最初は何の印象ももたなかったのですがこの本を読んでみて私はこの男の全てがすきになってしまいました。戦後、アメリカ連合軍総司令部GHQに楯突き、唯一マッカーサーを叱り飛ばした男と本の表紙横に書いてあったときにわたしの興味がわいてきました。最初は本当に白洲次郎という名前もその人が何をしたのかもどういう人物だったのかも知りませんでした。ただ幼いころ歴史物のドキュメンタリー番組で戦争に負けアメリカの占領下にあった日本でGHQと日本側との緊張した交渉、熾烈な攻防を取り上げでいるのを見たことはありました。幼いころから歴史というものにとても興味があり、内容も戦後の占領下の日本ということでいつもにも増してテレビの前で食い入るようにみていました。私は戦争に負けてアメリカに占領されている時の日本という国の印象は正直に言うと自ら他国を侵略し鬼畜米英と叫び戦争の道に突入していったにも関わらずあのような無謀な戦いを続け結局敗戦してしまう、そして戦争が終わると態度を一変させアメリカという戦勝国に対し誇りも捨て去り媚びへつらうような人間しかいない、何と情けなく痛々しい姿だろうかというのが幼いながらに感じたことでした。何のために他の国々で多大な犠牲を出し自らも空襲、南方や中国、沖縄でそして広島や長崎で何の罪もない人々の命が失われたのだろうかと怒りやどうにも気分が悪い感情を持っていました。日本人とは何と卑屈な民族なのだろうとその時は思っていたのです。テレビをみだして30分ぐらいするとどこか広い芝生の場所でアメリカ人が二人そしてその二人と向かいあってしゃべっている二人の日本人の姿がそこにはありました。1人は背は低く太りぎみなどこにでもいるおじさんという印象でしたがそれでもどこか堂々としていて貫禄があり偉い人なのかなぁとその時はそれぐらいにしか思わなかったです。続き・・・
4.0 占領下にあっても独立不羈だった男。
占領下にあった日本で、GHQとの交渉など多くの働きをした白洲次郎を描いています。


特に印象深かったのは、憲法の制定過程の部分でした。

英語が堪能でかつ原理原則をしっかりと有している、当時にしては稀有な存在であった白洲次郎は、吉田茂により終戦連絡事務局(GHQとの折衝部署)の参与に抜擢され、GHQとの交渉に当たることになります。占領者として自らの作った憲法草案を用いることを要請するGHQと、国体を維持しようという考えが強かった政策当事者のとてつもないギャップに悩みながらも、白洲次郎はこの大変な役をこなしていきます。(ただし、冷静に読んでいると、彼の仕事そのものは、現在いろいろな雑誌その他で派手に取り扱われているほどは大きくないのではないのか、という感を受けました)

もちろん、占領された者にできる交渉というのは限られています。白洲次郎は多くの交渉で負けることになりますが、負けるとしても、最後まで決して逃げずに自らの原理原則をしっかりと示して負けているという潔さには強く好感を持つことができました。占領下にあっても独立不羈の精神を持ち続けていた白洲次郎は、のちのサンフランシスコ講和条約が調印される際にも、日本側の演説に独立国としての精神を吹き込もうと奔走しています。

それにしても、GHQの憲法草案は、陸軍将校11人、海軍士官4人、軍属4人、秘書など女性6人で、うち弁護士資格保有者は3人いたものの、憲法の専門家が一人もいなかったというのには驚かされます。しかしながら、白洲次郎自身もそう話しているように、日本国憲法の原理は立派なものであるという点には、同感します。


また、読みながら、白洲次郎の人間的な魅力にも強く感じ入りました。
独立不羈の精神と、弱者に対する思いやり、友達を心底大切にする心、原則を重視する姿勢、純粋な見た目のカッコよさなどが、彼の魅力の源泉となっているのだと思います。
5.0 NHKの「そのとき歴史が動いた」をYouTubeで見て興味をもったら是非に!
NHK「その時歴史が動いた」にて、本書のサマリ映像が見れます


平成18年4月5日(水) 22:00〜22:43
マッカーサーを叱った男 〜白洲次郎・戦後復興への挑戦〜

http://jp.youtube.com/view_play_list?p=2EA72E7603323F2D

残念ながら映像では、白洲次郎のキャラクターが不十分なので、是非とも本書を読んで、プリンシパルのある白洲次郎氏を感じてほしいですね。


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