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不道徳教育

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不道徳教育の商品レビュー

5.0 ■リバタリアニズム入門として素晴らしい本だと思います。
・リバタリアニズムに関する本を何冊か読みましたが分かりやすさではピカイチでした。・中でも著者には申し訳ないのですが、私には橘さんのはじめ書きが最もリバタリアニズムを分かりやすく凝縮してくれていると感じました。
 −日本人の「市場原理導入」や「小さな政府」の理解は世界標準レベルと比べ、恐ろしく浅く、狭く、次元が違うと。
 −リバタリアニズムにおいては、”最大限好意的”に好意的に解釈しても 国家は市場で提供できない特殊なサービスを「必要悪」として担うだけ。
  ・全ての不幸は国家によって引き起こされている。(ex.国家が存在しなければ、国家間戦争も貿易不均衡も起きない。年金問題が問題なることも、国家の存亡におびえることも無い。公務員は国家に寄生し、吸血鬼のように我々の血を啜っている。つまり、「郵政民営化によって日本は生まれ変わる」などというのは全然次元の違う話である。)
  ・国家が国民の福祉を増進するというのは幻想である。人類の理想とは国家が存在しない世界である、と。最大限、市場原理を導入すること、それこそが人々に自由と幸福をもたらす唯一の希望。
 →「日本がリバタリアンな国家になったら・・・」の項 p.36〜が私には面白かった。この本は2006/2に出版された本であるにも関わらず記載が全く古くない。そしてこの訳書の初版は1976年だが内容も今も頷ける部分が多い。日本に真のリバタリアニズム理解者が増えると良いですね。
5.0 おしむらくは題名で誤解を与えている
不道徳教育という題名によって多大な損をしている好著だと思う。

本来は、経済学等のジャンルに並べられるべき書であるのに、これでは「とんでも本」のひとつと誤解されるのではないだろうか?

自由とは何か?そして社会や経済は本来どうあるべきか?
原著はあのハイエクが推薦のことばを寄せているのだ。
ぜひひとりでも多くの方に、お読みいただきたい。

訳者によるまえがきも、橘氏らしく秀逸だ。
5.0 誰の権利も侵害してない人の権利を侵害することは、たとえその人が不道徳であったとしても正当化できない
 リバタリアニズム(原理主義的自由主義)について、売春婦、麻薬の売人、闇金業者、そして「ホリエモン」等の「不道徳」な人々を例に挙げて説明している。

 著者は、国家に頼らず経済的に独立するための手法について新鮮な視点からの著書を出しており、著者の主張の根底に流れているのは、個人の自由を最大に尊重するリバタリアニズムだったのかと納得させられた。

 本の中身だが、麻薬中毒者については、「麻薬中毒患者が危険なのは高価な麻薬を購入するために犯罪を犯すから。麻薬が高価なのは政府による規制で麻薬を取り扱うことがハイリスクになっているから。だから、麻薬を自由化すれば問題は解決する」というもの。
 この例は極端ではあるが、全般にわたって国家による介入がいかに人々のインセンティブをゆがめ、結果として、国家が救済を意図した弱者を虐げることになるか(金利規制、最低賃金規制など)をわかりやすく解説している。

 普段、お茶の間エコノミストの解説で何となくサラ金は良くないなと思っている人は新しい視点に触れることができる。ミクロ経済の基礎的知識があれば、その応用なので楽しく読むことができるのではないか。
3.0 訳者に敬意は表するけれど・・・。
原著は76年出版とのことだが、リバタリアニズムという言葉は不勉強ながら初めてめて知った。冒頭の「始めてのリバタリアニズム」に詳細があるのが親切。一種の思考実験というか屁理屈(?)もつきつめればこんなことも言えるんだぞ、という意地悪な思想が、好きな人にはたまらないだろう。この本を紹介してくれた訳者には敬意を表したいと思います。が、しかし訳者の超訳にはとことどころ「・・・?」。
例えば「闇金融」の項でのび太とジャイアンを引き合いに出しているが、ドラえもんに登場するのび太君は「現在のために未来の儲けを見逃すのはまっぴらと考えている」ようなキャラクターではないので、たとえ話が却ってわかりにくい。
現代の日本にあてはめた超訳にせず、これは70年代にアメリカで出された本、としてそのまま訳したほうがよかったのではないか。それでも原著の主張は十分伝わると思うが。
4.0 興味深いが実践は不能のような
自由を究極まで認めるとどういうことになるかよくわかる本。冒頭に、リバタリアンとリベラリストや保守主義者との違いが非常にわかりやすく整理されており、スッキリした。
ただ、超訳にはあとがきを読むまで戸惑った。アメリカの本になんでホリエモンが出て来るんだろう?と・・。アメリカ人にとっての日本人=日本人にとっての中国人というのも、なるほどなぁ、と思いつつ読む。「移民規制撤廃」の話も、にわかには受け入れがたいが筋は通っている。実際に、国として実践することは難しいだろう。

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