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ルート350の商品レビュー ビートで鳴らすファンタジー小説
夢と真実の歪みが描かれた白昼夢のような不思議なシュールな世界。 ライナスの毛布
この本は、読者によっては「ライナスの毛布」のような効能を得られるものである。「ライナスの毛布」を知らないって?困ったな。昔、「チャーリー・ブラウン」とか「スヌーピー」とかが出てくるマンガがあってさ。登場人物の中にライナスというこどもがいて、いつも毛布を手放さないのさ。その子は毛布があれば安心していられたのだ。誰にとっても毛布は必要だ。守られている感覚がなければ、家から外に出るだけでも恐怖だろう。外界が怖くてたまらない人は無数に存在する。評者も少し前までそうだった。外を見るのが怖い人が、未知の世界に踏み出すときに、何を頼りにすればよいのだろう。それはヴィジョンだ。たとえばこの本に収録された「飲み物はいるかい」で示されるなにかだ。東京周辺に住むあなた。この短編と共に飯田橋駅の改札を出よう。すぐにあなたは知るだろう。一歩前に進むだけで、もう旅は始まると。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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