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カシオペアの丘で(下)の商品レビュー 下巻は間延びしちゃった感じ
下巻のテーマは、微妙にずれた感じだった。衝撃事件の渦中の夫婦や、星を見上げた四人組の物語は、それなりに魅力的な設定だった。それが、癌で死ぬ人を中心に描かれると退屈だ。申し訳ないが、若くして癌で死ぬなんて、ごくありふれたことである。交通事故死と同じ程度である。当事者としては重大事だが、今時、癌で死ぬという事柄が小説の中心事項として描かれるのはつらい。 幼なじみ4人組の人生いろいろ
北海道の炭鉱町で育った、幼なじみ4人組のお話。 息絶えた星の光も輝きだけ空に残る
シュン、トシ、ユウちゃん、ミッチョの幼馴染の4人。 幼き日の輝き
ずっと涙がとまらないまま読み終えました。単に病にかかった男の話だったら、こんなに泣けなかったと思う。主人公含め、幼なじみ4人が星空の下に約束を交わしてからその後の、それぞれの人生を丹念に描いているからこそ深みがあるんです。その中で倉田千太郎が関わった過去の炭鉱事件でのエピソードが最も重要な物語の核となり、運命はトシと母親の〈倉田〉との因縁、シュンとミッチョの秘められた過去、北都観音での過去への清算…とメリーゴーラウンドの如く回り続ける。私はそんな中で雄司の存在に一番癒された。おちゃらけているようで実は自分を道化にしながら周囲の暗くなりがちな雰囲気を和らげるユウちゃんの優しい思いやりが最高に胸に響いた。下巻の〈東京〉の章で“俺が語る。北都に帰ってきたアークトゥールスと、東京に帰ってきたスピカの物語を、俺が語る…”では、アポロ12号にまつわる話を含め彼特有のユーモラスな語り口に笑ったり泣かせられた。誰かを憎んだり、自らの罪を背負って過去と断絶してきた者たちの贖罪の物語を読んで、人の弱さや強さを愛おしく見つめる作者の優しい視点が伝わってくる。空から降る雪を、雪は星だよ、わたしたちの街に降りそそぐ白いものは星なんだよ、という言葉に心から涙が出ました。大人のための上質な夢物語ですね。絶対にハンカチをお忘れなく! こめたい思いが強すぎて
「家庭」や「学校」というわりと小さなテリトリーの中でドラマを作り上げることの多い重松氏、本書はちょっと毛色が違うものでした。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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