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聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚 (講談社X文庫 ホワイトハート)

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聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚 (講談社X文庫 ホワイトハート)の商品レビュー

5.0 14巻まで読んでの感想
1巻が発売された時、池上画伯のあまりに美しいイラストにつられて手に取りました。
内容自体は他の方のレビューにある通りなのですが、フォローを入れるとこの話は2巻、3巻とつづく内に面白くなるタイプの話で1巻だけ読んでも今ひとつうけません。
ヒロインの他に大河小説並みに多くのキャラクターが登場しますが、それらのキャラクターの肉付けや活躍は後々の事です。そして、このサブキャラクター達が動き出した時はじめてこの話は面白くなります。
辺境の村で無学な村娘として育った14才のアリアが、修道騎士団や王宮、熱砂の砂漠、大海原に幻想的な北国へと長い旅をし、沢山の人と出会う事で成長してゆきます。
長編小説好きの方におススメの話です。気長にどうぞ!
2.0 個人的にはちょっと…。
池上紗京さんのイラストが目的で買いました。
シリーズは9冊まで目を通しました。
その上で、シリーズ全体に感じたことを書きます。

このシリーズが発売してからずっと買い続けているのですが、正直続きを買うか買うまいか悩みます。
数多の美男子に囲まれた主人公アリアが誰とどのような恋をするのか。先の展開に期待していたのですが、正直期待はずれといった感じ。3巻までの展開は良かったと思います。

原因の一つは、主人公のアリアに対して感情移入しにくいこと。
他の方も漏らしておりますが、性格に一貫性がない印象があります。マイナス思考なのかプラス思考なのか分かりづらい。作者的には「どんな苦境にもくじけずに前向きな主人公」を描きたいのかもしれないけれど、表現力不足の感は否めません。

そして致命的なのが恋愛描写。恐らく読者が期待するような甘い展開はあまりありません。全くないとは言いませんが、世界観を追ったり、伏線を追ったりするので手一杯なのか、多数の美男子キャラクターがいるにもかかわらず、恋愛描写が思いの外少ないのが残念でした。唯一それらしい描写があるのはシェナンぐらいじゃないかと。他の男性キャラと良い感じになることもありますが、「何故アリアに惹かれているのか」という明確な理由がなく、感情移入しにくいです。
一見逆ハーレムのようでそうではない。その辺を期待している読者はガッカリさせられると思います。

それ以外の場面でもガッカリさせられる箇所がいくつか。
「運命という言葉は嫌いだ」という作者の信条も分かるのですが、そのワリには陰謀渦巻くシーンのはずの会話は薄っぺらく、どうしても各キャラに都合の良いように話が進んでしまい、駆け引きよりもご都合主義の展開が目立っている気がします。そのせいか、何度か先の展開が読めてしまい、もうちょっとひねりを加えてくれと思うこともしばしばありました。

『十二国記』のように重厚な世界観を求める人にはあまりオススメしません。
設定自体は”幻獣”をめぐった国同士の思惑が絡んだ壮大な世界観ですが、デビュー作で大風呂敷を広げすぎて、それを活かしきれていないといった印象です。世界観の説明など、分かり易くて良いという方には良いかもしれませんが、私には中途半端にこった設定はくどく感じられました。

やはり、全体的に作者の力不足を感じます。
キラリと光る要素もあるだけに、色々と勿体ない作品だなぁと思いました。
2.0 一つ一つは平均点かとは思いますが…
とりあえずこの一巻は、話自体がはじまっていないという事もあって期待感が持てます(にしてもあの終わり方はどうかと思いますが)。
文章も読みやすく、キャラクターも個性が出てないなと思わせるがまだこれからの話故かなと。

しかしそれもこの巻まで。続きを読むにつれ、引っかかりが生じてきます。
まず主人公の、場面場面によって人が変わったような話し方になるのが気になりました。一巻で受けた災難も、ああもあっさり引きずらなくなるものなのか疑問です。
また、設定に対する説明もちょっとお粗末な点が目立ちます。個人的に美形の男が多い理由がひどすぎると思いました。
キャラクターに関しても、数多く登場するにも関わらず誰に対しても魅力を感じられませんでした。
文章は読みやすいですが、ファンタジーらしい雰囲気作りには今ひとつかなと。

文章・キャラクター・設定、一つ一つは及第点にあると思うのですが、小説として楽しむにはどこかが飛び抜けて魅力的でないとダメなんだなあというのが三巻まで読んだ感想です。
ですので、一巻を読んでも面白そう、と思った方も、そこで続刊を一気に買い揃えずに少なくとも三巻までは様子見で進めていくのが無難かと思います。
4.0 1巻から4巻まで読んで・・・
色々なレビューが付いてるこの小説。
ファンタジーが好きだから・・・という理由で4巻までまとめて読んでみました。

世界観などよく設定してあっていいと思います。
他の作品との類似性を指摘されていたりしますが、それは他の作家さんにも言えること。
お約束な展開じゃないとファンタジーという感じもしませんし。
でも、本格ファンタジーと銘打つのは言いすぎかなと。

女性の出生率が低い設定のため男性キャラがたくさん登場します。
恋愛シュミレーションゲーム並です。
でも、ただ多いだけで個性がないというかキャラがいきていない気がします。
これだけ男性キャラがいれば1人くらい自分的「お気に入り」が出来てしかるべきなんですが。
皆、同じに見える。非常にうすっぺらい。
主人公アリアも性格に統一性が見られないような?
言葉使いなど違和感を感じるシーンがいくつか見られました。
平凡このうえない少女だけど、性格上美質を持っているというのもなんだか書き方が不自然な感じがして共感できなかったです。

あと1巻と4巻の終り方は非道ですよね。
週刊誌で連載してるんじゃないんだから・・・と突っ込みたくなりました。

作者の人柄は好きなのですが。
作品自体は、読み返すこともなさそうです。
なので続巻は購入しません。
伏線も張ってあって謎も残してあるようですが、個人的にはアリアが誰とくっつくのか以外はそんな気にならない感じです。

さらっと読む分にはオススメ。
読み易いです。

作者の人柄に☆1つ。
内容に☆2つ。
池上 紗京さんのイラストに☆1つ。
4.0 久々に続きが楽しみ
少し不安を覚えつつも、友人が勧めるので三巻まで読んでみました。
なるほど、これはおもしろいです。
ただ、一巻目を読んだだけでは、このおもしろさは伝わりきらないだろうと思いました。
主人公が幼かったり考えなしだったりするのは、二巻目にある出来事によって決意を固め、三巻目での努力に繋がる「伏線」なので、一巻目では仕方ないことだと思います。
というか、一見ストーリーに関係のない細かい色々な部分が、後の巻で生かされてくるので、続きの巻を読まないとその面白さが伝わらないのですね。
だから、スピード感を求める読者には、確かに合わないと思います。じっくりな長編が好きな人でないと、読むのがキツいでしょう。なので、星を一つ減らして四つにしました。
三巻まで読むと、主人公の素晴らしい成長小説になってます。キャラも美味しいです。光焔かわいいよ光焔。
あと、下で、一巻の重大なネタバレになっているので、少し気になりました。これから読まれる方は気をつけてください。

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