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ローラ、叫んでごらん―フライパンで焼かれた少女の物語 (講談社プラスアルファ文庫)

ローラ、叫んでごらん―フライパンで焼かれた少女の物語 (講談社プラスアルファ文庫)

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ローラ、叫んでごらん―フライパンで焼かれた少女の物語 (講談社プラスアルファ文庫)の商品レビュー

2.0 本当に実話であるなら・・・
本の中では著者は最後まで、どういう経緯で火傷を負ったのかローラに話していない。
それなのにこの本が出版されたということはローラは自分が実の父の手によってフライパンで焼かれたという事実を知らされたのだろうか。
著者が何の打算もなくローラを助けたのならば本にする必要はなかったのでは?という疑問を抱かずにはいられない。
本当にノンフィクションであるならば、とても素晴らしい話だと思うが・・・。
2.0 ローラはいない!?
1970年著作権取得の本です。

著者のリチャード・ダンブロジオは他に著作がなく、実在が怪しい人物です。
フライパンに焼かれて背骨が折れ曲がり、すっかり心を閉ざし、外界に反応しなくなった少女が、著者の精神的ケアと修道院の協力と外科手術によって美しく快活な女性へと生まれ変わて社会に出て行く話で、詳細なエピソードがたくさん記述されており、感動を誘います。

しかし、よく考えれば1960年代の医療技術で背骨の損傷や重度の火傷を治せるはずもなく、作り話であることが明らかです。

フィクションとしては上出来ですが、ノン・フィクションで売り出すことには道義的な問題を感じます。
5.0 多くの人に読んでいただきたい。
これは実際にあった話、ローラという少女の真実の話です。

ローラは1歳のときに、泣き声がうるさいという理由で、生きたまま両親の手によって、
フライパンで焼かれました。

50パーセント以上の火傷を負い、皮膚の半分は干しブドウのように焼けただれた彼女は死と闘い、
一命は取りとめますが、その後は人間らしい扱いを拒まれて、打ち捨てられたも同然の赤ん坊でした。
彼女は、14年以上も喋ることができませんでした。

ある精神分析医が『施設』と呼ばれる場所に訪れたことから、彼女の運命が変わり始めました。
精神分析医の名はダンブロジオ。彼がローラに初めて会ったとき彼女は12歳だった。
彼女の背中は老婆のように曲がり、顔の左半分には傷跡があり、
いつも何かにおびえ、なにより一言も話すことができなかったのだ。

Dr.ダンブロジオが知人の女性に連れられて、初めて施設に訪れたとき、彼は施設の外観と周りの環境に不快さを覚える。
施設の中に足を踏み入れる前、早くも後悔していたに違いない彼が、なぜローラの治療にあたったのか?
なぜ、ローラなのか?

忍耐だけを唯一の武器として、六年間をそのために打ち込んだDr.ダンブロジオを、身をもって行動で
激励したのは施設内のシスターたちであった。
「彼女らは、芸術家のような感受性と、女マキュベリのような手腕と、そしてまさに成人のような
謙虚さを備えた、ぎりぎりの世界に生きる人間であった」と彼は言う。

シスターたちの芸術家のような感受性とは?女マキュベリのような手腕とは?
彼女たちは、まさに天使たちでした。
本を読み進んでいくと、ここに書かれている意味が良くわかります。

Dr.ダンブロジオが彼女の治療にあたった後、生涯の数年間を費やして書いた本であり、
本を開いたとたんに、一気に読破せずにはいられない感動が終始押し寄せ、心を捉え放しません。
300ページ以上ある文庫本ですが、全てのページに涙が落ちる思いで、
私はずっと泣きながら読んでいたように思います。

酷すぎる現実に向き合い、しっかりと自分の足で立ち上がり、
意思を持ち自分の将来に夢と希望を持つまでになった彼女。

そんなローラの勇気と生き抜いてくれた喜びに、敬意と感謝の念を表さずにはいられませんでした。
5.0 愛とは何なのかが分かった。
男女の愛ではなく、もっと広い人間愛が存在することを確認できる本。
人に愛情を注ぐというのは、何か目立つ劇的なことをするのではなく、忍耐強く働きかけることなのだという印象を受けた。
5.0 良かった。
この本は精神科医とローラとその世話をしている修道院の人たちとのかかわりを描いた本です。主に精神科医の視点から書かれています。精神科医の視点から書かれてるからちょっと硬い話なのかなと思っていたのですが、ぜんぜんそんなことはなく読みやすかったです。

この本で得に良かったのが、ローラが無事に社会に巣立っていく成長もすごくいいのですが、なによりそのローラを一生懸命に支える修道院の方たちの姿がすごい良かったです。どんな子供たちに対してもやさしく接し見捨てることなくこの子はきっと立ち直ると信じて支えていく姿勢にすごく感動しました。この世の中にはこんなひどいこともあるけど、この世の中にはこんなすばらしい人たちもいるんだと気づかせてくれました。

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