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商品の情報
離散数学「数え上げ理論」 (ブルーバックス)の商品レビュー 身近なところから
身近な数え上げから、徐々に 頭の体操に好適
一般向けの数学書は、「あまり数学の知識のない読者にも分かること」と「かなり数学的訓練をうけた読者にも面白いこと」という相反する2つの要請を満たさなければならない。これはなかなか難しいことだが、本書はそれに成功している。日常的な話題から出発して、かなり高級な結果まで読者を親切に導く。 楽しくパズル感覚で離散数学のエレガントな美しさを体得できる好著
数え上げ理論とは、古典的整数論、現代的な組合せ論とともに20世紀以降重要性が見直された離散数学を支える三本の柱の一つ。可能性があるすべての場合を漏れなく、かつ重複なく数え上げるための道具・理論、すなわち分割数、フィボナッチ数、カタラン数(何と活躍する数であることか!)、包除原理、差分方程式、母関数の理論、そしてチェスのNクィーン問題と群論初歩までをカバーする。様々なおみやげの配り方は何通りか?という問題が導入口で、順列、組合せ、階乗、等比級数の和の知識があれば、後は具体例(そこには腕力で数え上げるエレファントな手段も用いられる)→抽象化の反復を通じて、上記の重要な概念を自然に体得できる。一対一対応を考えるにはあみだくじが、差分方程式を考えるには賭けの確率が例示される、といった具合だ。n個の同じものを、いくつかの同じ袋に分けるとき、(ア)すべてを奇数個ずつに分ける仕方の数と(イ)どの2つも異なる数に分ける仕方の数とは、いつでも一致するというオイラーの定理が、オイラーが証明に使った無限級数に頼ることなく、よりシンプルに証明できるのには感激した。母関数は自然数の和の求め方を例にとって説明されるが、幾何学の透明性、代数学の一般性、解析学のパンチ力が対比され、それぞれの特徴を掴むことができる。このように、著者の目的とする「抽象化の力」「考える力」が読み進むうちにみがかれるのに大いに満足した。久々に手にとった数式が豊富に登場する数学の本であったが、これほど愉快・爽快な読後感を持てる本は滅多にないと思う。 離散数学とは
離散数学とはコンピュータの0と1のような飛び飛びの量を現しています。数え上げ理論は "elephantな解法"から"elegantな解法"まで堪能できる「数え上げ理論」
【主要目次】<第一部 数え上げ問題:分割数、フィボナッチ数、カタラン数> 第1章 並べ方を数える、第2章 選び方を数える、第3章 道順を数える、第4章 分割の仕方を数える、第5章 増えてゆくものを数える、<第二部 数え上げ理論の三種の神器:包除原理、差分方程式、母関数の理論> 第6章 プレゼント交換と包除原理、第7章 賭博と差分方程式、第8章 自然数の和と母関数、第9章 Nクイーン問題と群論 本の最新売り上げランキング - トップ10
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