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今回の語り手は短編「顔のない街」に出ていた少年・滝沢稔君。 事の発端は、滝沢稔君の高校時代の同級生・姫野が、稔のススメで始めたネットとチャットである。チャットの場でハンドルを「姫」としていたことから、女性と間違われ…以来姫野は、現実には男でありながら、チャットでは女を演じるという、いわゆる「ネットおかま」=「ネカマ」になってしまう。 「姫」の周りに群がる男性たち…彼らの執拗なオフ会への誘いを断ってき続けた「姫」だったが、その口実として稔(ハンドル名=アトム)を彼氏だと言ってしまったものだから…数日後、稔のもとに匿名の脅迫メールが届くことに。 稔と姫野は相談した挙句、「姫」をネットから消滅させることに決めたのだが、そこで姫野はあることを思いついた。 そしてオフ会当日…渋谷のハチ公前で、一人の女子大生が刺殺された。 おびえ戸惑う姫野からの電話…「俺、殺されたんだ…」。 これが出たのが1995年前後。ノベルズになったのが1997年。その頃に比べたら、ネット上の環境って物凄く変わり ましたから…古さは否めません。が、この頃に、既にこういう形式のミステリを完成させてたっていう慧眼には感服。
かなり前に書かれた作品ですが、現代のネット犯罪を予想していたとしか思えません。パソコン通信を始める前、入門書代わりに紹介され読みました。 当時はハード本でしたが、文庫本も買ってしまいました。 何度読み直しても考えさせられる作品です。ネット通を自負されている方にも、 ただのミステリ作品としてでもいい、読んで今一度誰が「姫」を殺したのか、考えていただければ幸いです。
パソコン通信を始める前、入門書代わりに紹介され読みました。 当時はハード本でしたが、文庫本も買ってしまいました。 何度読み直しても考えさせられる作品です。
ネット通を自負されている方にも、 ただのミステリ作品としてでもいい、読んで今一度
誰が「姫」を殺したのか、考えていただければ幸いです。