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キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)

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キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)の商品レビュー

4.0 現代の多くの若者向けにはよく書かれ、現代におけるニーチェの意味をやさしく説いている。
ここで、この本の内容を生真面目にレビューする気はありません(これは、ニーチェの翻訳ではなく訳者自身の著書だからです)、著者の主張はよく分かります。我々団塊の世代以前の大学生は、ニーチェを必ず読んだものです。現在の若者、とくに普通の大学生は読んだことない人が多いいでしょう。その意味では現代における哲学者ニーチェ思想の世界における重要なraison d'etre をかなり分かり易く記述した本は大切だと思います。レビューアーが高校1年生でニーチェを読み始めたころには、このような本などなくニーチェの意味を捉える事が出来たのはズーット後でした。このような考えに基づく著書が多いのは世界が転換期だからでしょう。思想界だけでなくあらゆる分野がそうです。それは、人類の存亡にもかかわっているのですが・・・。
さて、爺さんレビューアーとしては「いたこニーチェ」を書くほうが本著より大変だったと思っています。どうでしょう?それは古いセンスでしょうか。二冊共に購入いたしましたから許されよ。
5.0 ナザレのイエスファンも楽しめるアンチキリスト本
ユダヤ人は遺伝子学的にウソツキの体質だとか、暴言の嵐が目茶面白いニダ。
超訳で暴走しまくり!
ニーチェが「バカの壁」やセカチューを語るw
西洋哲学はキリスト教に汚染されているので、
高名な哲学者達もバッタバッタと斬ってます。
同胞のカントやライプニッツもキ○ガイ扱いである。
キリスト教はコケ下ろしているが、
ナザレのイエスには暖かい視線を投げかけているので、
イエスファンが読んでも楽しめます。
キリスト教でなくて、本物のイエス教を誰も作れなかったのが悲しいね。
敵に悪呼ばわりされ死刑を求刑されても、
「剣を取る者は剣によって滅ぶ、私は戦わない」
と戦わずに敵の望むように死刑を受け入れて蕭然と死んでいくのが
イエスが目指した美学である。
自己保身しないかっちょよさをイエスは追求したのである。
すぐ怒って殺人する肝っ玉の小さいヤハウェより、
敵を赦す自分にイエスは酔っていたのである。
十字軍なんて作るキリスト教はイエスの教えの正反対だよね。
キリスト教もヤハウェも人類を滅ぼす悪の勢力である。
ジル・ドゥルーズが「ニーチェ」という本で
ニーチェの全著作を判り易くまとめているので、
今更これを読む必要はないかと思っていたが、
読んで良かったです。
エピクロスへの評価軸がぶれているのは欠点。
ルネサンスの解釈も私は納得しない。
哲学書の筈だか、2ちゃんねらーの荒らしさんの文みたいに読み易いので、
読んでない人は是非読んで下さい。
1.0 酷すぎる。
まずあまりに頭の悪い読者が多いので同じレベルに立って最初に言っておきますが

・ニーチェは聖書の文学的価値を認めています。
私がその思索の始点と終点をいつも決めていた書物がルター訳聖書とショーペンハウアー『意志と表象としての世界』と『ゲーテとの対話』とも言っているほどです。

・キリスト教のあり方を批判したのはニーチェが始めてではない。
これは当たり前すぎることですが一応言ってかなければなりません。
同じキリスト信者ですら教会やキリスト教を利用する権威のあり方に常に反発していました。
むしろキリスト者は常に迫害の目にあってきた宗教です。

この本はニーチェに対する侮辱だけのみならず哲学に対する侮辱でもあります。
この本が入門書に最適とか言っている人は絶対にニーチェを理解してはいない。
ニーチェは一見簡単に見えて非常に難解です。
だから中二病者やエセ知識人に最適なんです。
キリスト信者がこの本を読んでも痛くもなんともないでしょう。
キリストに対する数ある批判の中でここまで頭の悪い「悪口」はかえって都合のいいくらいですから。
この本とこれを持ち上げる読者はニーチェが最も嫌う人間だということを理解してください。
ニーチェの本をユダヤ人迫害に利用したナチスのように
自分らの知識、知性のなさをニーチェを利用してルサンチマン的に権威(誤解だが)があると思っているキリスト教を貶せるんですから。

5.0 モンスター●●批判とも解釈できるかも。
本書は非常に現代的でエンタテインメント性の高い翻訳だと思います。
そのため読みやすく、楽しく面白く読み進められます。

この翻訳がおおむね正しいという前提で、感想を書きます。
(※私は他の訳書や原書を読んでいませんので、この翻訳がそもそも間違っているとしたら、あるいはニーチェの言いたかったことと違っているとしたら、私の感想も意味がなくなってきます)


本書はキリスト教を非常に強烈に批判・否定しています。イエス・キリストやキリスト教そのものというよりも、キリスト教的な教義や価値観(を作り出した教会など)や、それを信仰している人々、あるいは「信仰」という行為を強く否定しています。

誤解を恐れずに平たく言うならば、ニーチェは、「愚民たちが恨みつらみを募らせた挙句、出来上がったのがキリスト教」と言っている感じです。自分が不幸なのを他人のせいにしたり、幸せな人たちを引きずり下ろしたり。キリスト教はそういう考えが基本になっている、と何度も強調しています。また、教会などはそれを利用して不幸を生産し続けて自らの原動力としているとして批判しています。

同じ理屈で、ニーチェは社会主義者や平等主義者をも批判しています。こういった文脈を読んでいると、現代にも本書の内容は当てはまるなぁ、と感じました。すなわち、ニーチェはキリスト教を題材にしてはいるが、実は世の中にいる「ダメな人たちの考え方・全般」を批判したのではないか、ということです。

たとえば、本書の「キリスト教」という語句を、昨今流行りの「モンスター●●」という語句に置き換えてみても文意が損なわれないのではないかと思われます。もしニーチェが現代日本に生きていたならば、「キリスト教徒=モンスター信者」とでも命名していたかもしれません。

モラルの低い人々の存在に悩んでいる方、憤っている方、ぜひ本書を読んでみてください。「宗教とか興味ないからいいや」と思わずに。日本の現状を憂えているあなたならば、本書を読んできっと膝を打つことでしょう。


本書の問題点を挙げるとすれば、キリスト教と比較するものとして挙げている例への言及や理解が浅いと思われる部分が散見される点です。特に仏教などヨーロッパ外の事柄に関する理解や知識はあまり深くないように感じられました。
4.0 笑いながら読むニーチェ
こんな風に訳してくれると、確かに読みやすい。格段に読みやすい。その上、ニーチェのハイテンションっぷりがよくわかる。
『アンチクリスト』を初めて読んだのであるが、ニーチェがいろんな誤解や問題を引き起こすのもわかった気がする。
訳語を選ぶのも気を遣うことだろうが、表現上の問題から眉をひそめるところもある。
仏教を過大評価していると思うが、キリスト教批判は尤もだと頷いてしまうところもある。
また、キリスト教的な発想への注意喚起としては興味深い点もあった。
本書は、プラトンへのオマージュであり、より高貴に生きよとルネサンスを呼びかける。
哄笑もすれば苦笑もし、嘲笑も漏れる、この批判の書。登場人物についての説明も充実しているので、哲学初心者にも親切。
これで興味を持った人は、できれば、『アンチクリスト』のほかの訳や、他の著書を読んでみるのもいいだろう。

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