源
文学でパンクしてる。
落語の小噺みたいな歯切れの良さもある。
やけに難しい言葉が、おとなしくなく、あんまり意味の
ない事を描写したり表現することに使われていて
ミスマッチなのが痛快。ものすごく忙しくてキリキリしている時
なぜか、この人の本を読みたくなる。
疲れきっていて何も考えたくない時
脳みそを溶かしてくれて、笑わせてくれて
ぼちぼち行けばいっかーとか
明日もがんばろっかなーーとか
思わせてくれる。
そういう点でもすごい威力がある。
町田作品を何冊か読んだ後、この「へらへら~」を読んだ
せいか、彼の作品のミナモトを見たような気がした。
魅力に気付きました。
町田町蔵の頃は、彼の顔を見るだけで緊張したりしてて。。。
存在は記憶にあったらしいのですが、芥川賞受賞時の上半身の写真記事を見て、
同一人物らしい事に気付き驚きました。すごく素敵で凛々しくて。。。
それからは、せっせと本を購入しては読んでいましたが、彼の書いたものの
何がいいのか、自分でわからないままでした。そして、この作品で答えがでました。簡単でした。言葉に力が入っていないんです。
あらゆる表現が、男っぽいのに肩の力が抜けてて、リラックスしているんです。
きっと彼自身が、人を緊張させない人柄なのでしょう。
この本には、私にとって癒しの効果があったようです。
他の作品では難しいものもありますが、すべて良く思えてしまう。
好きだから仕方ないですね。。。
おもろいから!
めっちゃおもろいで。まじで。
本なんかよまへんわー、ちゅう人でも読めてしまう、
これはなんやろ、本やないよ。なんか別のもん。
だって町田康の本を読んでしまうと、
他の誰の本を読んでも、なんか物足りん気がしてまうんです、
・・・笑いを求めてしまう。
ボケェ~と読んでも内容はちゃんと頭に入ってくる。また、どこを読んでもおもろいんです、これはすごい。
バっと開いたところをちょっと読んだだけでも、
しっかり笑ってしまうからね。
こんな本はないよ。ほんとに。
で、なんやろ、やっぱし読んだあとなんとなく、
ホッとするちゅうか、安心感みたいなのが湧いてくる。
自分をアホやダメやと思っているひとには、
ベタな癒し絵本みたいなやつより、よっぽどええと思いま!す。
おしゃれ雑誌が切り取れない東京
ハンサムガイ町田康の、スタイリッシュな私生活が垣間見られる時が来た。
随筆集と聞いて期待した私の心は、見事に裏切られた。
そこに待っていたのは、彼が描く小説の主人公と何ら変わりのない、
“貧乏酒浸り男”の生きざまだったのである。 六本木ヒルズ、カレッタ汐留、丸ビル。
東京の街はTOKYOとして生まれ変わったのだと、
表紙がつるつるのおしゃれ雑誌が書く。
コンクリート打ちっぱなしの「アート」な現代建築と、
前衛的すぎて座れないベンチの広がる異空間に、
圧倒的な距離を感じてしまうのは私だけだろうか。
黙っていれば絵になる俳優、町田康が切り取るのは、
そんな「アート」とは無縁な世界だ。
しかし彼の日本語は、
私たちをもうひとつの東京へいざな!ってくれる。
いつか見た(ような気がする)、懐かしさへ。
少しも埒があかない毎日、解決しない問題が山積みの人生。
情けない自分をずるずると引きずって、
それでも死ぬのも面倒臭いから生きていこうとする人に、
是非読んで欲しい。
滑稽さにはははと笑った後、
随筆の「主人公」の中にあなたは自分自身を発見するだろう。
格好わるいけど、すごい落ち着くんだぜ。