文学meets歴史学
学習院大学大学院(山手線目白駅下車徒歩5分)で国文学の博士課程を出た田中芳樹と立教大学大学院(山手線池袋駅下車徒歩10分)でドイツ近代史の博士課程を出た赤城毅による旅行記・対談集。ドイツを中心とした中部ヨーロッパのオカルト・ホラー話を話柄にしつつ、中部ヨーロッパの歴史や文化を幅広く採り上げて語っている。 二人とも雑学の量が尋常ではなく、また研究者としての基礎訓練を受けているだけに情報の集め方やリテラシーもしっかりしているので、この手の企画にありがちな情報のごった煮、事実からネタまでわやくちゃにして並べてあるような雑な作りにはなっていない。知的好奇心を刺激されつつ楽しく読める好著である。
なお隣あった駅の大学に通っていた二人だが、在籍期間はかなりずれているので、学生時代に知り合いであった可能性はちょっと小さいかな。
裏ガイドブック?
笑える記述が結構あります。そういう、ひねた考え方があるのねぇなどと思ったり、へぇと関心して見たり。
対談形式で書かれて、編集さんの素人な質問が、ヨーロッパに詳しくない人でも分かりやすくしてくれています。また、何かに沿ってお話しされていますから、余計分かりやすいです。 怪奇物素人さんには、特にお薦めです。もちろん大好きという人にもお薦めですよ。