たんぱく質の静的構造の理解に役立つ
アミノ酸の勉強をするために本屋で衝動買いしました.アミノ酸やたんぱく質の構造がどうなっているのか,その機能とあわせて解説してあり,全くの素人でもなんとなく「たんぱく質ってこんなものか」と納得させられます.しかし機能の詳細については定性的な解説しか無く,これはそもそも現在の学問のレベルでもあると思うのですが,構造から機能を,マクロな構造物の比喩で,さも見てきたように説明しているのはちょっと納得できません.ピコ秒の時定数で揺らいでいる構造どうしが,どういう確率で相互作用し,部分構造同士をやり取りして反応を起こしているのか,そこが最も知りたいところ(少なくとも私は)だったのですが.イオンチャネルの説明など不満が残ります.
本文中,分子構造の写真がモノクロで見にくいのが欠点.版型もなんとなく中途半端.
タンパク質を知ろう!
簡単に言うとこの本にはタンパク質の構造がいっぱい載っています。
但し、ただのアミノ酸配列やCやH、Nの羅列ではありません。
一時期はやった3Dで立体的に生体内で重要なタンパク質の構造を見るのです。
例えばタンパク質分解酵素やガン抑制タンパク質p53、その他百数十個のタンパク質が全て立体的にみることが出来ます。はっきり言って最初はごちゃごちゃ絡み合っている線にしか見えませんが、これが生体内で重要な役割をしているのだと思うと、生命というのは本当に不思議です。