町田康の影
町田康の小説は独特の切り口でいつも音楽のように流れていく。
そして余り為にならない。何かテーマとか、いいたい事、トピック等、
普通の小説に見られる軸というものがなく読んだあとはいつも音楽を
聞いたあとのような気分になる。歌詞をきくのではなくメロディにのる、文をよみとくのではなくて韻を楽しむようだ。そんな町田康が書いたエッセイ、つるつるの壺は彼の側面を垣間見られる又小説とはちがった楽しみができるようになっている。
また、若いみぎりで失敗したことのある人はちょっと目をつぶり
たくなるようなところもあるかもしれない。
ともあれ、ベリークール、町田康。