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「天を衝く」の単行本を買ってから二年近くが経過したが、私は暇さえあれば読み直している。高校生でも簡単に読める内容で、友達や担任をはじめ部活の顧問にまでレンタルしているが、思いのほか速く私の元に返却されてくる。 「つまらなかったんですか?」と尋ねるとおもしろすぎて夜通しで一気に読んでしまったというのである。おかげで夫婦喧嘩になりそうだったとか。 二巻は一巻ほど読み応えがあるわけでもなく、クラマックスの三巻ほど重みがあるわけでもない。しかし、二巻は一巻と三巻をつなぐための重要な場面である。南部晴継の暗殺から九戸党の中陸奥侵攻。大浦為信の独立。これらのことが九戸政実一人のもとに操られて展開されていく。著者の高橋克彦氏の美化、装飾は拭えないが、奥羽を愛する著者の手によって、クセのある装飾でさえも新鮮なものに感じられる。 特に、この小説は全巻を通して東北の人々に読んでもらいたい。東北以外の人々も馴染みのない地名などが登場するが、それなりに新鮮に読めると思う。 是非オススメする一冊である。