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プラネタリウムのふたご (講談社文庫)の商品レビュー 見えなくても無いとは限らない六本目の指
「手品師の舞台は、演芸小屋や劇場にかぎらない。私たち手品師は、この世のどんな場所でも、指先からコインをひねりだし、カードを宙に浮かせ、生首のまま冗談をとなえつづけなければならないのだ。いうなれば私たちはみな、そろいもそろって、目に見えない六本目の指をもっている。手品師たちのその見えない指は、この世の裏側で、たがいに離れないよう、密かに結ばれあっているものなのだよ」 まっくろい夜空に本当は何万光年も離れているのにともにあるかのように輝く星々
「プラネタリウムのふたご」は、プラネタリウムと手品という「騙し」を生業ににしてゆくことになる、銀色の髪のふたごテンペルとタットル、そしてふたごの人生の重要なモチーフである熊の物語です。彼らが見せる「騙し」は、自分のしていることをわかっているかどうかで人々の喜びにも猛毒にもなり得るものですが、時に本物以上に見える美しく尊いものであるという側面も持っています。そしてまた、ふたりがそれぞれ抱えている「まっくろくておおきいもの」へのアプローチの仕方が対照的で、そっくりなふたごが異なる人間であることをよりくっきりとさせています。タットルははじめ「まっくろておおきいもの」と上手に距離をとっているように見えますし、テンペルは自らそれを飲み込むことになるのでとてもはらはらします。ひとつところで暮らすタットルの人生に対し、旅をするテンペルの人生は活発で動きがあり充実して見える分、危うくも見えてしまいます。けれどまたタットルの人生も、淡々としているようで日常の中にテンペルと同じように動きも充実も危うさもあるのだと思います。 すげぇ本に出会ってしまった…
本屋で買う本に「アタリ」「ハズレ」があるとしたら、これ、 余韻じゅうぶんの物語
読みはじめのうちは,子供向けのようにも思えるのですが, 霧深い村の星空
お伽噺の様な世界に淡々と続いていく日常の中で 本の最新売り上げランキング - トップ10
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