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FUTON (講談社文庫)の商品レビュー 「蒲団」はある程度普遍的真実を表現しているのでは?
田山花袋「蒲団」は,名のみ有名で今となっては誰も読まないが・・・という文脈で語られている。が,文学全集的なものには必ず収録されており,私も,高校のころ読んだ記憶がある。中年の男が,若い女の子の前で格好をつけては見るが,実際にはあられもなく翻弄され,捨てられて泣く・・・という,非常に分かりやすいストーリーであり,読んでいて面白い作品だった。 正しい小説の書き直し方
かの有名な田山花袋『蒲団』を「男の片想いの文学」と位置づけた小谷野敦を受けて、明治生まれの日本人と、アメリカの日本文学研究者の「片想い」が、妻視点の『蒲団』ともに描かれています。情けない男の恋の三重奏。逆に、女性は生き生きしています。明治生まれの男を介護する若い女は美術家を目指し、アメリカ人文学者の元カノの女子学生はちょっと頭が弱かったはずなのにマスコミを目指し、そして『蒲団』の女弟子は新しい女性を目指す。『蒲団』では名前も与えられていない妻を主人公にした「蒲団の打ち直し」という小説内小説の存在を考えても、「女性を主役に」というフェミニズムの文脈に忠実な、政治的に正しい「文学」の書き直しです。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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