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こうゆう雰囲気の物語は好きな方なので読んでいておもしろかったです。 最後はどうなるのだろうと気になっていて、個人的には良い終わり方で良かったなと。 劇場版として映像化されるのでそちらも期待しています。
はじめに 友達が持っていたほんが図書館にあったので読み始めました。 本のレビューを書くのは初めてです。 全体感想 タイトルにあるように今までに読んだことのない不思議な印象を持った。初めてこの本を読む人にとってこの本の世界観を理解するには時間がかかると思う。読みやすい本ではない。全部で七つのストーリがあるが、すべてがどこかのストーリに通じていて結果として全体でひとつのストーリとなっている。よって一通りすべてを読み終わった後にもう一度最初から読むとこの本の世界観がかなり理解できる。話の内容はネタばれになるので詳しくはいえないが、一言で言うならファンタジーに位置する。ただし舞台背景は現実の世界、といった本である。非日常が日常の中に溶け込んでおり、さらに魔法や魔術に関しての哲学的な要素がかなりふんだんに盛り込まれており、語彙力、創造力(想像力)がない人が読むととたんに意味がわからなくなる話である。自分で言うのもなんだが私にはそこそこの語彙力とかなりの創造力を持っていたのでかなり中に入って読むことができた。因みに私は気に留めなかったが、文法の間違いや社会状況の誤りがある。気にしなければなんでもないことだった。 終わりに 買って損はないと思う
忘却録音は他の章とは少し雰囲気が違いました。 学園で起こった事件を解決するために式が潜入するという分かりやすい話だったのと、語り手の鮮花が感情豊かだったことです。 自分の未熟さに怒りを覚えたり、他人のために身を挺したり、恋敵である式のことを心底嫌いになれなかったりと、他の登場人物が浮世離れした思考をしているのに対し、鮮花の想いには共感できるところが多かったです。 矛盾螺旋で脱落しなくて良かった。 最終節「空の境界」は硬質なイメージを受ける本作品のラストにふさわしいシーン。 それぞれのキャラがそれぞれに悩み、苦しみ、笑っているのに、通して受けるイメージはどこか冷たく硬い。 中巻の解説で菊池秀行先生が書いていた孤絶という言葉を思い出しました。 殺人考察(後)のラストが式のエピローグなら、「空の境界」はもう一人の主人公幹也のエピローグ。 ここまで読めば物語全体の見方も変わる、そんな気がします。 あと、ちまたに溢れる密室殺人の見方を改めさせられました。
文庫版完結 今回の文庫化は新規挿絵の存在がかなり大きい。ノベルスでは挿絵はほとんど無い為にキャラの姿をイメージするのが難しかった。 空の境界を読んだ人が皆月型を知っているわけでもないため、関連した書籍にラフ画が載っていることにも気が付かなかった人はいると思う。 昨年の十二月から映画の上映が始まり、それに合わせて劇場版のホームページが出来たことで幾人かのキャラはそのビジュアルが知れるようになったし、 実際に映画を見れば文章だけでしか受け取ることのできなかった空の境界の世界の情景を見ることができるだろう。 しかし原画家の武内氏が描いた挿絵はとても綺麗で、いっそ武内氏漫画にしてくれたら良いのにと・・・思うほどに違うものだ。 今回の解説はノベルスでもおなじみの笠井先生だが、前回に比べると焦点が空の境界自体に直接当てられているため、読んでいてもかなり面白く感じられた。 綾辻先生が空の境界という作品の外側、作品の構成やきのこ先生本人に係わる話などを書いたのに対して、笠井先生は作品の内容に関してかなり詳しい見解が書かれている。 設定やストーリーに隠された現実社会との関係みたいなことが書かれていてとても興味深かったが、ただ気になるのは最初からきのこ先生がそこまでの設定を踏まえた上でこの本を書き上げたのかという点だが、 それにしてもこの作品を読んでこれほどの解説を書ける笠井先生に感服した。